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内容説明
特別支援教育のコツをわかりやすく絵で示す。本書は、発達障害全般(学習障害・自閉症・アスペルガー症候群・ADHD等)について語られています。特に、自閉症のご家族、自閉症のお子さんを担当する学校の先生そして自閉症やアスペルガー症候群の子どもさんご自身のためにわかりやすい絵で具体的に描かれたガイドラインです。
著者等紹介
落合みどり[オチアイミドリ]
アスペルガー症候群の当事者。自らの体験に基づいて、発達障害のある子どもたちの療育と相談を行っている
宮本信也[ミヤモトシンヤ]
1952年、青森県弘前市に生まれる。金沢大学医学部卒。自治医科大学小児科を経て、筑波大学心身障害学系教授・医学博士・小児科医。専門領域:発達行動小児科学。現在は、こどもの心身症の治療ガイドラインを作成し、我が国における小児心身医療の診療体制を確立することを目指している。その他、高機能広汎性発達障害児者達や虐待を受けた子ども達のこころが健全に育つために、どのような支援をしていけいばよいのかを検討している
ふじわらひろこ[フジワラヒロコ]
宮城県仙台市在住。フリーイラストレーター。インターネットを中心にイラスト・キャラクターデザインなどで活動。子ども向けの絵柄で学習書・教材などに多く作品を提供している
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
keith
30
読友さんのおススメ本。特別なやり方が必要な子どもたちへの接し方を、カエルのイラストでわかりやすく説明している。確かにこれを見れば、配慮すべき点がよく分かるが、この問題の難しいところは、その子どもが障害を持っているかどうか一見しただけでは分かりにくいところではないかな。それが故になかなか理解が進まず、このような子どもたちは生きにくさを抱えているんだと思う。目が不自由な人に、自分の努力で見えるようにしろとは誰も要求しないように、発達障害の子どもだけに努力を求めることは適切でないという著者の言葉は重いと思った。2015/06/05
べるめーる
24
絵や図解を多用し、平易な言葉で発達障害の内容や支援の仕方を説明している。カエルのキャラクターを用いているのでソフトな印象にはなるが、発達障害のある子どもが自分のことと照らし合わせて読むのには混乱を生じるだろう。保護者や支援する側の人間の入門書として扱うのがベター。最後にある医学解説は、10年以上前のものではあるが、まとまっていてわかりやすい。2014/03/13
SIN EIM
23
【障がい理解絵本+専門的理論】発達障がいを絵本としてまとめた一冊。子どもが読む、大人が読み聞かせるのが有効な一冊。この本の帯には「DSM5対応」と帯に記されている。DSM5とは「精神障害の診断と統計マニュアル 第5版」精神障害の診断基準を定めた文献です。 精神医学、心理学、社会福祉など、多くの専門分野で用いられています。このような理論の裏付けとともに、書かれている。絵やストーリーに隠されつつも見逃したメッセージをはっきりと科学的合理的に補填してくれる。大人・専門家向けの本でもあります。2025/01/03
かおりんご
22
絵本。LDの本からつながった一冊。発達障害を分かりやすくカエルにたとえて紹介。読み聞かせるには少し難しい気もするが、1人読みなら良さそう。いろんな子がいるという認識はもてそう。この手の本が増えればいいなと思う。2022/02/01
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
14
発達障害についてはまだまだ勉強不足の私にはとても役立ちました。図解も多く、分かり易い言葉で書かれているので、入門書としていいと思います。発達障害や支援が必要な子供たちに関わる人だけでなく、皆が理解して住みやすい世の中になったらと思う。2015/04/26