ポンパドゥール侯爵夫人

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  • サイズ B6判/ページ数 427p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784487797394
  • NDC分類 289.3
  • Cコード C0022

内容説明

美貌と才気に恵まれ、国王ルイ15世の愛妾として、20年間フランスの宮廷・政治・文化に君臨した麗しの侯爵夫人。宮廷人の暮らしやゴシップ、失寵など多彩なエピソードをまじえつつ、女優、美術品収集家、城館建設者、造園家、インテリアデザイナーにして、セーヴル磁器を発展させ、芸術や文学を庇護し、百科全書派と親交があった稀代の女性の生涯と、その時代を鮮やかに描いた傑作評伝。

目次

ヴェルサイユとルイ十五世
パリとエティオール夫人
イチイの木の舞踊会
フォントノワの戦い
紹介の儀
宮中喪
愛情と信頼の階段
快楽を謳歌しながら
王家とポワソン家
いや増す権勢〔ほか〕

著者等紹介

ミットフォード,ナンシー[ミットフォード,ナンシー][Mitford,Nancy]
1904年、第2代リーズデイル男爵家の長女として、ロンドンに生まれる。1932年に結婚。独身の頃からペンを取りはじめ、1942年、『The Pursuit of Love』で作家としての地位を確立する。戦後に夫とともにパリに居を移し、『Love in a Cold Climate』(1949)、『The Blessing』(1950)、『Don’t Tell Alfred』(1960)などの代表作を著わし、小説のほか、大いなる好評を博した『ポンパドゥール侯爵夫人』(1954)をはじめ、『Voltaire in Love』『The Sun King』『Frederick the Great』と、伝記を4作執筆。1973年、パリに没す

柴田都志子[シバタトシコ]
英仏語翻訳家。国際基督教大学卒業。出版社勤務を経て、フランスに留学
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おMP夫人

12
マーガレット・クロスランド著『侯爵夫人ポンパドゥール』と併読。どちらも興味深く読ませて頂きましたが、こちらの方が人柄やその他、より多くを知る事ができるかと思います。相当な苦労と努力もあったでしょうし、失敗もたくさんあったのですが、それにしてもこれほどの多才ぶりには憧れます。しかも健気で強か。歴史上の人物に「こういう風になりたいな」と、理想を抱く事は今までもありましたが「この人になりたい」と思ったのは初めてかもしれません。賛否両論、色々な風説もある彼女ですが、この域に少しでも近づけるよう励みたいと思います。2012/10/28

Yuzupon

8
ヴェルサイユ宮殿に20年間君臨したルイ15世の愛妾ポンパドゥール公爵夫人の伝記。平民の生まれながら非常に教養があり、女性らしい愛情深さを持ちながらもぎらめくような上昇志向のある強い人だと思った。しかし愛妾という立場からか壮麗でありながら何故か儚さ、軽薄さが漂うその人生。ロココと聞いて思い出すマリー・アントワネットやデュ・バリー婦人よりも、よりロココ的な魅力のある女性に思える。『侯爵夫人ポンパドゥール』(マーガレット・クロスランド)、『かの名はポンパドール』(佐藤賢一)も続けて読みたい。2015/03/02

ゆずこまめ

5
ただきれいなだけではなく、確固としたスタイルとチャーミングさを兼ね備えた女性だったのですね。どんな美女でもよりどりみどりの国王が20年も一緒にいたのだから、それも納得。愛妾という立場ですし、ロココ調も男性はあまり好きではないだろうし、賛否両論あるのは当然ですが、私は好感を持ちました。2014/03/16

真時

3
☆☆☆2010/03/30

ma_non_troppo

3
「私が欲しいものは、これなのです」――彼女と一度会って話してみたいと読んでいるあいだずっと思っていた。幸運をつかむためには努力を惜しんではいけないということをきちんと知った人だった。重農主義で有名なケネー医師も魅力的だ。ヴォルテールの著作も読んでみよう。2010/02/04

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