内容説明
「まるでスパイ。それでもこれをしないと眠れない。」設計者の目でとらえた“17カ国+1”のホテル52室。実測した平面図とスケッチから見えてくる旅の断面。
目次
海にいたる階段―ホテル・フォルメントール(スペイン)
クローゼットは隠し部屋―ザ・ハンティントン・ホテル=ノブ・ヒル(アメリカ)
ベトナムはおいしい―ホテル・コンチネンタル(ベトナム)
チロル風はがっしりと―ホテル・バッハマイヤー・アム・ゼー(ドイツ)
自家製チョリソーをどうぞ―オスタル・コベール・デ・ピチェルコス(スペイン)
野良行水―ケルワン・ホテル(ブータン)
ヨーゼフ・ホフマンは生きている―ヴィラ・モーツァルト(イタリア)
リムジンがロビーに―パーク・ハイアット・ロサンジェルス・アット・センチュリー・シティ(アメリカ)
船でくる街―メルキュール・マルセイユ・ボーヴォ・ヴューポート(フランス)
気分は王侯―ヴィラ・デステ(イタリア)〔ほか〕
著者等紹介
浦一也[ウラカズヤ]
建築家・インテリアデザイナー。1947年、北海道札幌生まれ。70年東京芸術大学美術学部工芸科卒業。72年同大学大学院修士課程修了。同年、日建設計入社、建築設計に携わる。94年より日建スペースデザイン。現在同社代表として、インテリアデザインを中心とした設計活動に携わる。2000年より東京芸術大学講師
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ビイーン
33
国や立地、そのホテルの成立ちでこうもレイアウトが違うものかと興味が尽きない。一流建築デザイナーの視点は勉強になる。手書きのスケッチが素晴らしい。2022/08/31
とよぽん
25
著者は建築家でインテリアデザイナー。世界の名だたるホテルを訪れ、自分の目で客室の構造やしつらい、居心地、使いよさなどを確認する。常にメジャーや超音波距離計、レーザー距離計、三角スケール、アルミパレット、絵筆などの7つ道具を荷物に忍ばせ、ゲストルームを測って描く。そうして集めたホテルの部屋たちの、とても精密でリアルな図面を見て感嘆するほかなかった。2020/01/14
氷柱
4
565作目。4月14日から。読みたいと思いちょっとブランクが空いたが、ついに入手することができた。約4年後の成就となった。妹尾河童氏の作品とは異なり、もう少し小奇麗な感じがする。舞台美術家と建築家の違いを垣間見たような気がしたけれど、スケールを片手に部屋を隅々まで観察する様は十分に重なる。手足を使って出来上がった作品にはどこかしら温かみを感じられる。今作はどちらかと言うと小物よりも建具や動線に視点が当てられていて、その辺りに建築家ならではの専門的な匂いが漂っていた。2020/04/16
まろまろ
2
建築家である著者がメジャー片手にホテルの部屋のイラストを描き続け、それがエッセーに添えられる。その正確な描写から、著者の高鳴る鼓動がリアルに伝わってくる。世界にはこれほど魅力的なホテルが存在するのだと思うと、どこにも潜入できない人生が大損をしている気がする。中でもマイアミ・ドーラルオーシャンのけだるさにはため息が・・・。ホテル紹介の合間に出没する「ゲストルーム探検」なる秘話がいい。ドアが外開きか内開きかだけでエピソードは延々と。2014/08/06
^o^
0
良い~~~ ホテルに泊まる度に実測、50分の1の縮尺で備え付けのレターペーパーに記録…ホテル探偵と自称する建築家でありインテリアデザイナーの浦氏の著書 絵があまりに素敵なのと、文章が時々お茶目で好みだった スペインがいいホテルが多い、カーペットの毛先を切って持ち帰り色付の参考にするなど面白い内容がぎっしりだった2021/04/25
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- 和書
- かなたの海の王国 1




