オカルト探偵ニッケル氏の不思議事件簿

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  • サイズ B6判/ページ数 334p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784487796700
  • NDC分類 147
  • Cコード C0040

内容説明

古代マヤの呪いの水晶ドクロ、人間消滅事件、降臨のあかしとされる聖母マリア像、動き回る棺桶、人体自然発火…?世に名高い不思議・神秘・奇跡の数々を、犯罪捜査の方法で綿密に調査し、真相へとたどりつくオカルト探偵ニッケル氏の胸のすく名推理。

目次

はじめに―オカルト探偵の心得について
死霊にとりつかれた階段―マッケンジー屋敷の幽霊の謎
死を呼ぶ宝石―水晶ドクロの謎
心霊写真の謎―死者たちの自画像
あの子はどこに消えた?―人間消滅事件の不思議
“偶然の一致”の真相―ふたりのウィル・ウェスト氏を襲った運命のいたずら
霊のお導きで金鉱さがし―“占い棒”で金脈が見つかるか
神々の落書き―グアダルーペのマリア象を裸にする
血まみれの幽霊扉―「死にえだ村」の謎
ひとりでに動き出す棺―バルバドス島の地下納棺室の怪奇
“人体自然発火”現象の真実
おわりに―ふたたびオカルト探偵の心得について

著者等紹介

ニッケル,ジョー[ニッケル,ジョー][Nickell,Joe]
米国のオカルト詐欺撲滅団体CSICOP(超常現象だという主張に対する科学調査委員会)のメンバー。奇術師や私立探偵などの職業を経て、現在はケンタッキー大学で教鞭をとっている

フィッシャー,ジョン・F.[フィッシャー,ジョンF.][Fischer,John F.]
米国フロリダ州オーランドウのオレンジ郡警察署・鑑識研究所の分析官として犯罪証拠物件の分析を行うほか、刑事事件の物証鑑定を研究する民間研究所の会長もつとめる

佐藤雅彦[サトウマサヒコ]
1957年札幌生まれ。心理学、教育学、「心身障害学」その他の人間科学を学んだ後、地方新聞の記者や雑誌編集者を経て、現在は翻訳紹介やジャーナリズムに携わる。関心分野は、科学社会学、生命工学、政治学、情報論など
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

へくとぱすかる

41
どこから読んでも楽しい。水をくみに出て、そのまま消え失せた少年の話から読み始めた。真相は? ……そんなものなんですね。あっけなさに驚くだけではなく、私たちがいかに、「書かれたもの」の権威に弱いかを見せつけられる好例。昔は、活字になることは大変なことだったけど、今はだれでも書いたものを活字にできるわけですから、くれぐれも惑わされないようにしましょう。2018/06/17

bluemint

7
道の途中で消えた少年、不思議なシンクロニシティ、人体発火現象、血が滲み出る扉、など派手な不思議現象に対して、地味な調査が続く。真相は極めて常識的なものだが、見かけに騙されて、無批判に信じ込むか全否定する日本人の何と多いことか。「世の中に不思議なことなど何も無いのだよ」と言った京極堂の言葉が身に染みる。2020/05/04

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