内容説明
道元の思想・宗教の内実を明らかにし、その現代における意義を考える。自然、環境、生命、平和、人権、社会福祉、宗教対話…11人の論者が縦横に語る、現代そして未来に生きる道元。
目次
釈尊から道元へ
道元の基本的世界像―道元の自然観とその現代的意義
時代の病いを治癒する薬―道元の言葉を味わう
山々に隠された山々―道元禅師と精神のエコロジー
対談 禅とエコロジー
仏法と世法―道元禅の社会性
道元の人身観
道元思想からみた現代社会へのアプローチ―海外留学僧派遣の意義
道元の宗教の世界性
「参加する仏教」にむけて―アメリカにおける道元禅について
道元禅と平和の創造
宗教間対話と道元―新約聖書と道元禅師
著者等紹介
奈良康明[ナラヤスアキ]
1929年生まれ。東京大学文学部印度哲学梵文学科卒業。カルカッタ大学大学院人文科学研究科(比較言語学科)博士課程修了。インド宗教文化史専攻。現在、駒沢大学名誉教授、曹洞宗総合研究センター所長。文学博士
東隆真[アズマリュウシン]
1935年生まれ。大本山総持寺専門僧堂掛錫。駒沢大学仏教学部禅学科卒業。駒沢文化研究所所長。駒沢女子短期大学学長。文学博士
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