都市動物たちの逆襲―自然からの警告

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  • サイズ B6判/ページ数 235,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784487794928
  • NDC分類 481.7
  • Cコード C0045

内容説明

本書は、日本の都市における様相を中心に動物の新しい動態を述べて、人間による動物界の再編成を明らかにする。

目次

第1章 東京が生んだ、すきまの生態系
第2章 都市鳥たちの新勢力図
第3章 都市とヒトを利用する外来動物たち
第4章 都市生活を謳歌する外来動物たち
第5章 ヒトと動物の都会的な関係

著者等紹介

小原秀雄[オバラヒデオ]
1927年東京都生まれ。1946年~1968年、国立科学博物館動物学部助手、1969年、女子栄養大学栄養学部教授(生物学)。1998年、同名誉教授。元世界自然保護基金(WWF)日本委員会理事。元国際自然保護連合(IUCN)種の保存委員会副委員長。日本環境会議代表理事。日本自然保護協会顧問他。専門は哺乳類学、人間学、環境科学。WWF国際自然保護功労賞(1982年)。国際環境計画(UNEP)グローバル500賞(1988年)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kinkin

31
ネズミ、ゴキブリ、ダニや鳥まで、都市に順応した動物がその勢力を拡大している。 そのことについて書かれている。ただ気になったのは最初のスーパ^ーラットの章でクマネズミやドブネズミという言葉がやたら出てきてとても読みにくかった。訳本ならまだしも・・・研究しているとか、その道の専門家とわかりやすく書く事は別物ということを改めて知った。2014/12/23

シュラフ

26
今年もまた野生動物や昆虫たちの人間社会への侵入に大騒ぎした。人里に出没してくるクマやイノシシ、大都市に迷い込んできたサル、そして日本に上陸したヒアリという南米産の殺人アリ。今後の日本では、人口減少で近郊地域の過疎化がすすむことで野生動物たちの人里への出没はこれからもますます増えるだろうし、グローバル化した経済のもとでは未知の生物たちの侵入も避けられないだろう。都市に住む我々はとてもひ弱である。いまはまだ新聞やテレビのひまネタとして面白半分で観ているだけなのだが、人間社会への危害がないのかどうか気になる。2017/11/30

えいなえいな

12
10年くらい前の本なので現在の状況とは違うんじゃないかと思いましたが、今の状況に至る前段階の話だと思えば納得できます。個人的なイメージではカラスは以前に比べて減ったように思います。これは街中のゴミが減ったためだと思います。代わりにハトが多くなったというか、人間に慣れてきているというのを最近感じます。餌付けがよくないことだというのはもはや常識と化していますし、本書に書かれているよりは改善されているのかと思います。分かってはいましたが結局、人間がほとんどの動物の動きに関わっているのですね。2021/08/23

ウンティ@十五夜の読書会

1
主に鳥類のことが書かれていた。Gはほとんど登場しなかったので安心。ただものすごく眠気に襲われて夢現のまま読了?覚えてるのは自分家のペット以外にはむやみに餌やらないこと!2013/04/30

めめたぁ

0
動物保護と動物愛護は違う。人間のエゴで動物の生態系を壊していいのだろうか。2008/12/23

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