出版社内容情報
謎の多い少年時代や,二人の妻の性格を,ショートストーリーで紹介するなど,新しい形のバッハ入門。教会カンタータ全200曲完聴記を一挙掲載。
内容説明
教会カンタータ200曲全曲完聴記一挙掲載。書き下ろしエッセイ&イラストレーション。
目次
バッハはなぜエライのか
カンタータ全曲完聴決意の辞
オールドルフ、別離の日
極私的オルガン名曲集
マリア・バルバラの思い出
変身バッハの神出鬼没
バッハの御前試合
御前試合PART2 バッハVS.グールド
「無伴奏チェロ組曲」の恍惚
アーノンクールのビデオ版「ブランデンブルク協奏曲」
フリーデマンとエマヌエルの対話
フーガの技法を聴く技法
マグダレーナ婆さんの告白
バッハの新作オペラ「村の出戻り娘」
マリア・バルバラVS.アンナ・マグダレーナ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
愛理ちゃん88
3
カンタータを聞く際の参考にしてます2020/04/12
タマネギしゅー
2
20年前の本。この本の価値は、当時としては稀有であったと思われる、教会カンタータ約200曲の完聴記が掲載されているところ。私も、それを読みたくてアマゾンで中古を取り寄せた。各曲の感想に加え、曲の評価が5段階評定されており、自分の好きな曲が高く評価されているとうれしくなり、低く評価されていると「いったいどこを聞いてるんだ!」と突っ込みながら読んだ。2014/03/19
キキ@新潮部
1
ページの下の部分が、なんとカンタータ全曲(!)の著者の完聴記。時間のある時に聴きながら読みたいところ。さすがに5つ星のものだけチェックしたので、それらは後日、聴いてみることにして、本文中に含まれたオススメの盤を聴いてみたい。途中、バッハとグレン・グールドの夢のような演奏対決があったり、前妻のマリア・バルバラと後妻のアンナ・マグダレーナの激しい討論バトルがあったりする。もちろん著者の遊び心で書かれたものだが、私の中の彼らのイメージと違ったのが残念。2016/06/25