出版社内容情報
各国各地の現地調査を軸に,音楽や音楽的行動にかかわる広がりのある視点から,国立民族学博物館における共同研究の成果を基本として展開する画期的研究シリーズ。
内容説明
それぞれの文化における生活の中でのリズム的感覚や行動を明らかにする。音楽を根本から把える広い視点、民博の長年の共同研究の成果。
目次
第1部 感性と文化(日本のリズム;リズムと民族性―韓日の相違;音と身ぶりのリズム;動物の走りとリズム性―アラブ世界の言語構造と文化的背景;リズム感の性格は何によってきまる?)
第2部 表現と構造(ペルシア音楽におけるアーヴァーズのリズム;トルコ民謡のリズム―ウズン・ハワ〈長い歌〉様式を中心として;演歌のリズム)
第3部 様式と技法(「ククーワ」と「カチャーチャ」―中央アフリカ、ルヴァレ族の音楽分類とリズム;インド古典音楽のリズム―打楽器ソロ演奏を通じて;インド音楽における即興性)