出版社内容情報
デンマーク王立国語国文学会の編集によるアンデルセンの小説と紀行のほぼ全作品を，デンマーク語からの本邦初訳で紹介。アンデルセンの創作の世界が手に取るようにわかる解説・注付。
目次
ドイツ編（スペインの踊り子たち；汽船ステアン号の思い出；オルレアンの少女―点描；ニュルンベルク）
イタリア編（アペニン出脈での一夜；ボルゲーゼ家；ローマのクリスマス・イブ；私の長靴―ほんとうのお話；聖クヌート；マリブラン・ガリシアは死んでしまった！；シチリア島―岸辺のパノラマ）
ギリシア編（アクロポリス；ギリシアのイースターの祝祭；ギリシアを旅立つ）
東洋編（ホメロスの墓のばら；コンスタンティノープルに、そしてベラに到着；トルコ点描；黒海＝ドナウ間の大草原旅行）
ドナウ遡航（セルビアのドリアーデ；ドナウ川沿いにオルソヴァよりドレンコヴァに至る旅；ペストからウィーンに至るドナウの旅）
帰国の旅（ウィーンの劇場；手職人―ボヘミアのスケッチ；北帰国）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
秋良
6
アンデルセンの観察力によって、19世紀世界の風景と心情が伝わってくる。自分が行ったことある場所だと、当時と現在で比較できて面白い。2018/09/16
