出版社内容情報
昭和40年から昭和44年まで。
皇居新宮殿落成、高度経済成長
内容説明
戦後20年、日本は高度経済成長の道を突き進む。新幹線御乗車、歌謡曲や歌舞伎の御鑑賞、大相撲や野球の御観覧など、天皇のお姿は、国民により身近なものとして定着していった。さらに皇太子御一家の様子や、新宮殿、皇居東御苑の一般公開などは、新しい皇室像を広く印象づけることとなった。高度経済成長の時代を国民とともに歩まれた、昭和天皇60代半ばの足跡を記す。
目次
巻四十七(昭和四十年;昭和四十一年)
巻四十八(昭和四十二年;昭和四十三年)
巻四十九(昭和四十四年)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
21
昭和四十年から四十四年までの出来事を収録。チャーチルとアイゼンハワーが続けて亡くなり、戦争の記憶が少しずつ遠去って行く。大戦の英雄の死よりも、試写会において『サウンド・オブ・ミュージック』や『メリー・ポピンズ』を裕仁が鑑賞する記録のほうに、戦後を確かに感じる。昭和四十年五月、岡山・鳥取・島根・京都への行幸のために、裕仁は初めて新幹線に乗る。走行中に運転台に案内され、そこでのことを詠んだ歌。「避け得ずに運転台にあたりたる雀のあとのまどにのこれり」戦後は新幹線のごとく、加速していく。2018/04/01
もくもく
2
「昭和天皇物語」と併せて読みました。(^o^) 高度成長期の日本の記録ですね。2018/02/13