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内容説明
忘れられないあの日の味があるから、今がある。なつかしい食の記憶を、未来へ。『望星』創刊45周年記念エッセイ募集から8歳から87歳がつづった珠玉の入選作を収録。食のエッセイで読む、昭和・平成史。
目次
祖母の京風家庭料理の味
銀ブラ回想
儀八丸回想―優秀賞
ぜんざい、かめやま、耳せんべい
白いおにぎり
忘れられないあの味
ギブ・ミー・チョコレート
涙の塩おにぎり
父のインチキすき焼き
トルコ、クエイト―甘くて苦いオレンジ〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あじ
52
「思い出の味」をテーマに一般公募で入選を果たした、8歳から87歳の老若男女のエッセイをまとめた一冊。闘病で味覚を失くした女性が、にんじんの味を再び味わった『おかえり、にんじん』。過労に待ったをかけた『家路を誘う卵焼き』。ツッパリから足を洗うきっかけとなった恩師の『しょっぱい弁当』。皆さんが綴ったあの日のあの味は、私の味蕾を満開にしました。食が人を生かし育て、未来へ繫ぐ襷となっている事に改めて気づきます。今ある心と身体は、食から得た唯一無二のもの。感謝を捧げたい。88人全員が素敵なエッセイストでした。2016/07/02
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