内容説明
人類400万年の記憶をたどる5万キロの旅を自らの肉体で成し遂げた探検家・関野吉晴。地を這いながら繰り返した15年間の対話の記録を集大成。
目次
1993 船戸与一
1993 池澤夏樹
1993 中村桂子
1996 伊沢紘生
1997 リゴベルタ・メンチュ
1998 西木正明
1998 萱野茂
1999 河合雅雄
2000 石毛直道
2000 馬場悠男
2000 諏訪元
2000 古市剛史
2000 赤坂憲雄
2001 山本紀夫+稲村哲也
2002 船戸与一+惠谷治
2002 島田雅彦
2003 島田雅彦
2005 熊谷達也
2006 宮沢和史
2006 三羽宏子
2006 椎名誠
2006 春風亭昇太
2006 山田和也
2006 龍村仁
2006 花田麿公
2007 惠谷治+野地耕治+岡村隆+街道憲久
著者等紹介
関野吉晴[セキノヨシハル]
探検家・医師。1949年、東京都墨田区生まれ。一橋大学法学部、横浜市立大学医学部卒業。一橋大学在学中に探検部を創設し、アマゾン全流を下る。医師として勤務する傍ら、中南米への旅を重ね、1993年には人類がアフリカから南米大陸に拡散した道のりを逆ルートで辿る「グレートジャーニー」をスタート。2002年にタンザニアのラエトリにゴール。1999年、植村直己冒険賞受賞。武蔵野美術大学教授(文化人類学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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なおこっか
2
広く大きく地球を捉えている方の言葉に耳を傾けようと思って。小学校で四大文明とか習うもんだから、つい大文明凄い、文明礼賛みたいな癖がついているが、結局文明社会は行き詰まってる。大切なのは多様性、それを簡単に理解できると思わず、リスペクトすること。ベースは東京だけど、南米などでそれぞれ生きている人々から少しずつ学びたい、という関野さんの柔らかな姿勢が好もしい。グレートジャーニーは向上心と好奇心の結果ではなく、弱き者が強き者に追われての移動だったのでは、との説が胸に残った。2014/11/16
カネコ
0
○2013/07/17
tetekoguma
0
私が青春時代憧れた探検家関野吉晴さんの対談集。グレートジャーニーを始めたころから終了後までの長い期間に行われたものを収録しています。対談1回あたりおそらく90分程度のものを収めており、なかなかの分量です。対談相手も骨太の学者その他の専門家が多く読みごたえがあります。特に、伊沢紘生さんは京大学派の末裔になるのでしょうがすみわけ理論の現代版のようなモデルはビジネス分野にも応用できそうです。グレートジャーニーは植村直己さん流のスポンサー制による企画かと思っていましたが、そうではなく、主に自己資金に依る・・・2022/08/11
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