国立科学博物館叢書<br> 日本の博物図譜―十九世紀から現代まで

国立科学博物館叢書
日本の博物図譜―十九世紀から現代まで

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  • サイズ B5判/ページ数 117p/高さ 27cm
  • 商品コード 9784486031536
  • NDC分類 460.21
  • Cコード C1345

内容説明

本書では、美しく精緻で科学的な博物図譜をとりあげ、国立科学博物館主催の「企画展・日本の博物図譜 十九世紀から現代まで」(平成十三年十月六日~十一月十一日)の展示品である多くの博物図譜を紹介し、日本の博物図譜の系譜について解説している。博物図譜を描いた人たちにまつわるエピソードなども収録するとともに、当館所蔵の博物図譜をはじめとして、初公開の多数の図譜が含まれており、自然史科学や美術史の視点から見て大変貴重な資料となっている。

目次

第1章 博物図譜と博物館(江戸時代の博物図;十九世紀の博物図譜;博物館図譜とその世界―博物学の終焉;博物図譜でたどる二つの博物館の歴史―図版の解説にかえて ほか)
第2章 日本の博物図譜―その伝統をさぐる(尾形光琳;渡辺始興;松平頼恭図譜の画家―三木文柳など;伊藤若冲 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

つちっち

5
博物画と言っても振り幅は広い。南方熊楠や牧野富太郎ら学者は、スケッチにびっしりと説明付。服部雪斎や毛利梅園らは職業的。写実と幻想が交錯したような芸術的な若冲までも博物画家として紹介している。高橋由一と中島仰山、二人の『鮭』の比較も興味深かった。昆虫を描き生涯を送ったお殿様・増山雪斎は、昆虫愛と優しい心根が絵に現れていて、見ているだけで嬉しくなって来る。2023/10/30

ハル

1
図譜ってステキですよね。欲しいなって思うのが幾つもあります。2016/10/07

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