ベトナムにおける労働組合運動と労使関係の現状

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 306p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784486021209
  • NDC分類 366.622
  • Cコード C3036

出版社内容情報

既存労働組合が労働者の権利擁護機能を失った過程を辿り、一部地域で実現している安定的な労使関係の存在を考察する。既存労働組合が政治的・組織的理由から労働者の権利擁護機能を失った過程を辿り、労働集約型外資企業での労使関係の実態を明らかにし、一部地域で実現している安定的な労使関係の存在を「在郷通勤型就労」という概念をキーワードに考察する。

第一部 現代ベトナム労使関係論の枠組み

 第一章 現代ベトナム労使関係論の枠組み:研究枠組みの整理と主題設定

 第二章 ドイモイ下の雇用労働の一般的状況



第二部 ドイモイ下のベトナムの労働組合運動

 第三章 ドイモイ最初期の労働組合運動:画期性と限界

 第四章 1994年労働法制定に対するベトナム労働総連合の論理と行動

 第五章 市場経済下の新たな労使協調体制の模索



第三部 近代的資本制工業と農村との関係性でみる労使関係

 第六章 準地方型工業団地と宿舎暮らしの農村出身労働者

 第七章 在郷通勤型就労を通じた労使関係の相対的安定

 終章 ベトナムの労使関係の展望と研究課題



参考文献・資料リスト

藤倉 哲郎[フジクラ テツロウ]
藤倉 哲郎
愛知県立大学外国語学部講師

目次

第1部 現代ベトナム労使関係論の枠組み(現代ベトナム労使関係論の枠組み:研究枠組みの整理と主題設定;ドイモイ下の雇用労働の一般的状況)
第2部 ドイモイ下のベトナムの労働組合運動(ドイモイ最初期の労働組合運動:画期性と限界;1994年労働法制定に対するベトナム労働総連合の論理と行動;市場経済下の新たな労使協調体制の模索)
第3部 近代的資本制工業と農村との関係性でみる労使関係(準地方型工業団地と宿舎暮らしの農村出身労働者;在郷通勤型就労を通じた労使関係の相対的安定)
ベトナムの労使関係の展望と研究課題

著者等紹介

藤倉哲郎[フジクラテツロウ]
1981年生まれ。2006年一橋大学社会学部卒業。2013年東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了(学術博士)。現在、愛知県立大学外国語学部講師。専門、現代ベトナムの労働問題研究および社会経済論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。