環境政策史論―ドイツ容器包装廃棄物政策の展開

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環境政策史論―ドイツ容器包装廃棄物政策の展開

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  • サイズ A5判/ページ数 227p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784326504046
  • NDC分類 519.1
  • Cコード C3033

出版社内容情報

環境政策史は、環境経済学、環境政策論といった講義の導入部において主要な法制度や政策を時系列的に説明する際などに用いられてきたにすぎず、これまで本格的に研究されることはほとんどなかった。本書は、環境政策も一定の蓄積を有し歴史的に考察しうるようになった今日において、歴史的視点からの環境政策研究の必要性を訴える。

内容説明

ドイツは本当に「環境先進国」なのか?環境政策を歴史的に検証する初の試み。環境政策がいかにしてつくられ、発展してきたのかを分析し、望ましい政策のあり方を考える「環境政策史」初の著作。環境政策も一定の蓄積を有し歴史的に考察しうるようになった今日において、歴史的視点からの環境政策研究の必要性を訴える。

目次

第1章 “環境先進国ドイツ”をめぐる謎
第2章 容器包装令およびデュアル・システムの概要
第3章 胎動―容器包装廃棄物政策の誕生とツィママンによる強制デポジット制度導入の挫折(1970~1986年)
第4章 継承・展開―さらなる対策の実施と問題の深刻化(1986~1989年)
第5章 構想・立案・交渉―容器包装令の核心部の決定(1990年1月~1990年7月)
第6章 修正―規制強化の実態(1990年7月~1990年11月)
第7章 成立―連邦参議院での審議(1990年11月~1991年4月)
第8章 ドイツ容器包装廃棄物政策の実体と課題
補論 環境政策史研究の構想と可能性

著者等紹介

喜多川進[キタガワススム]
秋田市生まれ。東北大学工学部金属工学科卒業。京都大学大学院経済学研究科博士後期課程退学。京都大学にて博士号取得。ウルム大学(ドイツ連邦共和国)数学・経済学部研究員、日本学術振興会特別研究員等を経て、山梨大学生命環境学部地域社会システム学科准教授。専門は環境政策史。ドイツおよび日本の環境政策の展開、日本の公害研究の歴史に関心を寄せている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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