内容説明
菌類と植物の新しい共生系。目に見えない微生物の感染が、植物の生長や繁殖をコントロールし、その植物を餌として利用する動物や、生態系全体にまでも影響を及ぼす。グラスエンドファイトの生態と進化を紹介する、微生物‐植物間相互作用の最新のテキスト。
目次
第1章 はじめに:イネ科植物と菌類エンドファイトの共生
第2章 菌類エンドファイトが宿主植物におよぼす影響
第3章 菌類エンドファイトと宿主植物―植食者の関係
第4章 イネ科植物―菌類エンドファイト相互作用系の遺伝的特異性
第5章 イネ科植物―菌類エンドファイト相互作用系の進化生態学
第6章 グラスエンドファイトが群集と生態系におよぼす影響
第7章 今後の展望
著者等紹介
大園享司[オオソノタカシ]
京都大学大学院農学研究科博士後期課程地域環境科学専攻退学。博士(農学)。現在、京都大学生態学研究センター・准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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