目次
第1章 移動する大陸(超大陸の分裂;大陸移動説;大陸移動を巡る論争 ほか)
第2章 大陸移動のもう一人の証人シーラカンス(南アメリカとアフリカの化石シーラカンス;新たな化石の発見;現生シーラカンスと大陸移動 ほか)
第3章 大西洋ができ始めた頃の魚たち(ブラジルの魚類化石研究史;ブラジルの化石産地;アラリペ台地の地層 ほか)
著者等紹介
籔本美孝[ヤブモトヨシタカ]
東海大学海洋学部卒。博士(理学)九州大学。北九州市立自然史・歴史博物館自然史課長。学芸員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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新平
6
化石種のシーラカンスの一種マウソニアは今から一億一千万年前の浅海や湖に生息しており、その化石が南米とアフリカから見つかることから、両大陸が当時一つの大陸だった証拠の一つとして考えられているそうだ。深海に棲む現生シーラカンス、ラティメリア2種が分化したのは、今から3500万年前にインド亜大陸の移動によって生息地域が分断されたからであるとのこと。生物進化というと時間軸だけに注目しがちであるが、より楽しむためには生物地理的な視点が必須であるな、と。2017/10/21
misui
5
大陸が分断される前のパンゲア時代に栄えていたものが大陸移動にともなって分化していったことが南米・アフリカそれぞれの化石から読み取れるらしい。また現在生き残っている2種についてもその形跡はある。化石の面白みがいまいちわかっていなかったが分布の視点があるとより楽しめるのだろう。2016/08/17
昭和子
1
東海大出版、の文字を信じて購入したものの肝心のシーラカンスについての記述が半分も無い。軽い詐欺だわ…。2011/07/09
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