内容説明
2006年8月1日、東海大学K2登山隊は、世界で最も難しいと言われるK2の登頂に14時間20分を要し成功した。しかし、下山開始後音信が途絶え消息不明に。アタック隊2名は酸素が切れ8200mの高所でビバーク、19時間を経てアタックキャンプに戻った。ベースキャンプに生還したのは、アタック開始から実に1週間後のことだった。アタック隊生還までの壮絶な闘い、それを懸命に支えた隊員たちの勇気ある行動、医師と看護師の献身的な治療、夢破れベースキャンプを去った隊員の涙、決断を迫られた隊長の苦悩を綴る。
目次
夢の実現
紅一点の登山隊員
旧知の仲間、新たな仲間
準備と訓練、そして出発
イスラムの香り
スカルド
バルトロ氷河
ベースキャンプ
南南東リブ
ショルダー
苦難を乗り越えて
最も困難な頂へ
奇跡の生還
喜びの帰国
その後の登山隊
著者等紹介
出利葉義次[デリハヨシツグ]
1958年生まれ。高校在学中から登山を始め、東海大学山岳部で本格的な登山を開始。卒業後、ネパールヒマラヤを皮切りに、ヨーロッパ、インド、パミール、カラコルム、チベットなどの山々を登る。静岡県山岳連盟副理事長・同海外委員長・日本山岳協会国際部海外委員・日本山岳会学生部指導委員・清水山岳会副会長・東海大学山岳部OB・日本ヒマラヤ協会会員。現在、東海大学に事務職として勤務、山岳部監督を経て副部長。福岡県北九州市出身、静岡市清水区在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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