内容説明
本書は、このような今後の就業環境において、個人が生涯発達の中で職業とどのようにかかわっていくべきかを、行動科学の視野において論ずるものである。そのために、この領域の行動科学がこれまで、どのような問題にどのように取り組んできたかを省察した。
目次
1 行動科学はどのように「仕事・組織・人間」の問題にかかわってきたか(生計を立てるためだけの労働の時代;人間の特性を配慮して労働を見る時代へ―第二次世界大戦後から高度経済成長達成まで;働く意欲を模索の時代;経済繁栄と国際化の時代)
2 行動科学が展望する自律の時代の「仕事・組織・人間」(生涯発達の中の一つの価値としての職業とのかかわり)