内容説明
マイクロ波装置を実用化するためには、その性能を十分に理解して、その特性をうまく利用できるような分野、用途を選びだすことがまず大切である。次いで、その用途に最も適合するような装置を設計しなければならない。この手順がうまく行われた時に、極めて有効な装置を得ることができるのである。本書はこのような見地から、マイクロ波の基礎的な事柄を、なるべく平易に解説することにつとめた。また、できるだけ広範囲の応用事例をとり上げて、その経済性の検討などを紹介して参考に供することとした。
目次
序章 電磁波による加熱とマイクロ波の利用
第1章 マイクロ波の特性と利用上の注意事項
第2章 マイクロ波電力の発生装置と回路部品
第3章 食品工業への応用
第4章 ゴム工業への応用
第5章 木工業への応用
第6章 その他のマイクロ波応用装置
第7章 マイクロ波による溶融
第8章 原子力へのマイクロ波の応用
第9章 マイクロ波プラズマへの応用
第10章 医療への応用
第11章 宇宙発電のマイクロ波による電力輸送