内容説明
人間の性格9タイプを科学的に分析。自分と他者の性格を深く知って、夫婦・恋人・職場の人間関係をよくする―数千人の調査に基づいた新しい成果満載。伝統的な性格分析に新解釈で迫る決定版。
目次
第1部 エニアグラムへの招待(エニアグラムの背景とタイプ分けの紹介;意識、直観、タイプ;エニアグラム図形の構造;エニアグラムのその他の要素)
第2部 9タイプの紹介(完完主義者;献身家;演技者;空想家;傍観者;疑念者;快楽主義者 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アイロニカ
4
図書館本。エニアグラムについて多くの予備知識がある中で、ストレス下にある所謂「分裂方向への行動化」を必ずしも不健全な状態とせず、統合状態が絶対的優位とは言い切れないという指摘は重要な発見と思われた。即ち、安定神話の否定である。言われてみれば確かに、何か事を為そうとしたらストレスに曝されるのは当然であり、その反応を即座に避けるべきというのは早計である。タイプ3・4・5・6がそれぞれ「演技者」「空想家」「傍観者」「疑念者」と称されているのも新鮮でありながら自分の抱いている認識に結びつきやすく興味深かった。2019/08/13
Schwarzeon BLACKY
2
リソ・ハドソンの本を比べるとやや冗長なものの具体例が日本語で豊富に書かれている本と捉えたら読む価値はある。エニアグラムを病理モデルに当てはめたりとかしてて見方を色々と工夫してある。各タイプの具体例をもっと読みたい場合はリソ・ハドソンの原著にもたくさん書いてありますが、こちらの方が日本語で書かれてますし様々な見方をしているのでおすすめです。2017/04/16
h
0
精緻さではリソの『性格のタイプ』に劣るが、『性格のタイプ』を何度も読んだ後でならまた新たな視点が得られて良いと思う。少し例などが噛み合っていないという印象を受けた。タイプ別の説明の前までの総合的な説明は、粗いが面白かった。2015/09/18