百冊で耕す“自由に、なる”ための読書術

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百冊で耕す“自由に、なる”ための読書術

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  • サイズ 46判/ページ数 312p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784484222332
  • NDC分類 019
  • Cコード C0030

出版社内容情報

文章術『三行で撃つ』で話題の「朝日新聞」名文記者による読書術。
読書とは、人を愛するレッスンだ。

巷に存在する、あまたの読書法。そのロジックを理解すれば、より深く読める――
◎速読/遅読 ◎批判する/憑依される ◎偏食選書/健康選書 ◎かんたん書物/難解書物 ◎抜き書き/暗唱 他

読書なんて人それぞれ。が、どうせ読むなら本を血肉にし、明日の糧にし、善く生きたい。そうした読者の一助となるノウハウを伝える。目指すのは百冊読書家だ。誰でも買える。誰でも持てる。百冊で耕す。カルティベイトする。ただし注意が必要なのは、「本は百冊読めばいい」ではない、ということだ。自分にとってのカノン(正典)百冊を、自力で選び、深く読み、そして最終的にはその百冊さえも必要なくなるほど、己の一部にする。そのための方法論を11のテーマで解説していく。各テーマは「速読/遅読」など、対立する二律背反で構成されている。速読か、遅読か? ではない。速読も、遅読も。そうした多様な読み方ができれば、本と共に生きていける。一面的ではない、重層的な読書家になる。そのためのコツ、ロジックを一緒に考えていく。

本は百冊あればいい。
この読書法と、筆1本。
それだけで、35年間、書き続けてきた。

また、同時に、本書は「読むという行為について考え抜くことで、新しい己を知る」思想書でもある。読書のご利益とは、結局、何なのか? なぜ、わたしたちは読むのか? 勉強とは? 孤独とは? 愛とは? 幸せとは? 生きるとは? 読むほどに、自分が鍛えられ、豊かになる。その果てに、他者を、世界を愛し、変わった自分を発見する。

わたしにしか、見えない問いが、世界を変える--
読書とは、問いを獲得するための冒険だ。
終着駅ではない。始発駅に立つために、本は読む。

内容説明

「朝日新聞」名文記者の書物を糧にする技術。本は百冊あればいい。この読書法と筆一本。35年間、書いてきた。

目次

第1章 終わりなき論争 速読の技術/遅読の作法
第2章 本という投資 本を買う/本を借りる
第3章 読まないくせにというけれど 理想の積ん読/狂気の積ん読
第4章 わたしは読めているのか 「分かる」読書/「分からない」読書
第5章 「論破力」より、深く掘る 批判して読む/憑依されて読む
第6章 読む本を選ぶということ わたしが選ぶ/先人が選ぶ
第7章 読書の愉楽 孤独の読書/みんなの読書
第8章 何のために本を読むのか あわいの娯楽/挑むべき修業
第9章 百冊で耕す 読むことは愛されること/読むことは愛するということ
第10章 美しい日本語世界のわたし 母語でじゅうぶん/原書にあたってこそ
第11章 Don’t Think Twice ズレてる方がいい

著者等紹介

近藤康太郎[コンドウコウタロウ]
朝日新聞編集委員・天草支局長。作家/評論家/百姓/猟師/私塾塾長。1963年、東京・渋谷生まれ。慶應義塾大学文学部卒業後、1987年、朝日新聞社入社。川崎支局、学芸部、AERA編集部、ニューヨーク支局を経て、2021年から現職。新聞紙面では、コラム「多事奏論」、地方での米作りや狩猟体験を通じて資本主義や現代社会までを考察する連載「アロハで田植えしてみました」「アロハで猟師してみました」を担当する。社内外の記者、ライター、映像関係者に文章を教える私塾が評判を呼んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

130
「三行で撃つ」という本を読んでいい印象を持ったので読書に関するこの本も読んでみることにしました。かなり自由にご自分の読書に関する考え方をさらけ出してくれています。百冊ということで本を選んでおられますが、私はほとんど読んでいて、それよりも引用・参考文献などの方が参考になりました。ただいろいろな読書の方法を紹介されており、読書の楽しみをかなり高めてくれる気がしました。2023/11/25

アキ

117
読書好きなら共感すること多い本でしょうが、ここまでこだわりがある人はなかなかいない。自分にとってのカノン百冊を選ぶために、一万冊ほどは手にとらなくてはいけないかもしれない。日本文学、海外文学、哲学書、詩集を15分毎に読む。勉強をする。耕す。何のために?太宰治「正義と微笑」によると、「むごいエゴイスト」にならないためだ。なるほど。英語で読む本、何を選べばよいか?村上春樹を英語で読んでみる。気に入った文章を抜き書きする。暗唱カードを作る。自分の脳内に移行する。自分に、なる。すごいな。ここまで徹底してるとは。2023/09/30

Sato19601027

84
前作「三行を撃つ」は書くことの方法論であったが、本作は読むことの方法論である。「読書をする最終目標は、百冊の蔵書を作ること」と、定義されているが、それは大変なことだと思う。確かに、この本には、百冊の本に辿り着くためのノウハウが詰まっており、巻末の「百冊選書」も参考になる。しかし、いざ実践しようとすると、どこから手をつけてよいものやら。ノートをとりながらとか、抜き書き帳を作るとか、それを読み返すとか、出来そうな感じもするが、やはり、難しいことではある。しばらくは、小説の世界観に浸る読書になりそうだ。2023/12/09

R

83
名著百冊を紹介する本だと思ったら、本の読み方を指南してくれる内容だった。指南としたが、こう読んでいますという話と、本は好きなように読んだらいいという諭しがあり、一つの方法として、自分の本棚に百冊埋めてみようという読み方を紹介していた。本の可能性をこれでもかと語り、本を読むという行為そのものの楽しさと、熱意が読み取れて大変よかった。ともかく読むことでしか、読みたい本も、読むべき本もわからないし、それらは人によって異なるという当たり前が、かっこつけずに語られていて心地よかった。本を読もう。2023/12/18

Kanonlicht

78
朝日新聞編集委員にして農夫、猟師でもある著者による実践的読書術。文章術を説いた前作『三行で撃つ』の姉妹本。自分にとってかけがえのない百冊を見つけること、そのための方法論と読書の仕方を自らの経験をもとに語っている。著者自身の人生を振り返りつつ、これまでの生き方や行動してきたことの本質を自ら確認していくかのような書き方に、ただの指南本ではない硬派なドキュメンタリー映像を観たときのような感覚を味わった。巻末の著者が選ぶ百冊も読んでいきたい。2023/04/05

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