出版社内容情報
ネガティブな感情も役に立つ!
「これってウツ?」と思ったらまず読む本
本著では、著者特有のユーモラスなアプローチと
例・ストーリーを通じて、「ブルーな気持ち」に
対処するための強力な戦略を提供していきます。
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・ちょっと悲しいだけなのか、それとも治療が必要なうつ病なのかは、どう判断したらいいの?
・どの程度の悲しみが「普通」なの?
・ブルーな気持ちを超えてうつになってしまったら、どのような治療法があるの?
・医師はどのように選べばいいの?
・うつ病になった人にどのように寄り添えばいいの?
臨床心理学者でありながら、躁うつ病の経験者でもある著者が、自身の研究・臨床経験・個人的経験に基づき、精神医学から自然療法まで、あらゆる治療の選択肢をカバー。気になる疑問にお答えします。
自己採点であなたの状態(うつの深刻度)がわかるチェックテストも収録。
その他、ベイビーズ・ブルーと産後うつ、子どもや10代の若者・高齢者のうつ病、セクシュアリティに関連したうつ病など、ケース別のうつに寄り添う具体的な方法を記した付録も。
内容説明
うつ病は他の病気と同じです。脳は私たちの行動や感情、発言のすべてにおいて中心的な役割を果たす、非常に特殊な物体です。しかし同時に、単なる臓器のひとつにすぎません。私たちは、他の臓器に何か問題が起きると、ためらうことなく休息し、薬を飲みます。負傷した臓器や骨には「優しく」する努力をします。ですから、同じように自分の脳を休ませ、ケアをする必要があるとしても、それはあなたがダメな人間であるとか、あなたの性格に欠陥があるということを意味するのではないのです。
目次
1 ブルーな気持ち
2 ブルーな気持ちを超えたとき
3 ブルーな気持ちとうつ病の見分け方
4 精神医学に対するイメージ
5 薬を飲むべきか、飲まないべきか?
6 自分に合うのはどの治療法?
7 自然療法
8 信仰・文化による精神性とうつ病の関係
9 友達がいるよ
特別付録 さまざまな“うつ”の見分け方・主な治療法・寄り添い方
著者等紹介
スミス,グウェンドリン[スミス,グウェンドリン] [Smith,Gwendoline]
臨床心理学者。専門は不安障害、気分障害。アートを利用した認知行動療法(CBT)の小児心理学者として活躍
廣瀬久益[ヒロセヒサヨシ]
医療法人社団正定会(新宿OP廣瀬クリニック、廣瀬クリニック)理事長。精神科医。精神保健指定医。筑波大学医学専門学群卒業後、茨城県立友部病院、豊後荘病院(アルコール専門治療)を経て、1989年に水戸市に廣瀬クリニック(精神科)を開設。現在youtubeにて「Dr.講話」を配信中。うつ病、アルコール依存症、不安障害、強迫性障害、不登校、発達障害、チック障害、統合失調症等を、薬物、漢方、運動療法、栄養療法、集団精神療法等その都度、患者が必要とする治療を組み合わせて総合的治療を行っている
小谷七生[コタニナナミ]
英語翻訳者。兵庫県生まれ。神戸市外国語大学卒業後、同大学院博士課程在籍中。専門は歴史社会学・文化史。現在、神戸市外国語大学非常勤講師をつとめているほか、映画や音楽番組などの字幕翻訳に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。