出版社内容情報
心と身体、両面から見る、起立性調節障害の実態と対処法
怠けと見られがちな思春期の「朝、起きられない」に医学的な根拠を求め、起立性調節障害という疾患を世間に知らしめる先駆的な役割を果たしたとされる本書(2012年4月にメディカルトリビューンより刊行されるも出版部門廃止で絶版)に大幅加筆修正、最新の知見、症例を盛り込み新装版に。
起立性調節障害の身体的な側面に重点を置く既存関連書籍に比べ、より本質的な問題である「心理的側面」にも等しくスポットを当てた点が、今回の新装版における新規性となる。
内容説明
「なまけてる」「甘えてる」って言わないで。起立性調節障害は、思春期であれば誰にでも発症する可能性のある病です。親と先生が知っておきたい、「からだ」と「心」を整え、サポートする方法。起立性調節障害は、治ります。ただし、時間が必要です。感情的に子どもを叱っても、状況は好転しません。親がすることは、「決して動揺しない」「焦らない」「状況を正しく理解する」。この3つです。
目次
第1章 「朝、起きられない」という病気
第2章 もっと知りたい、起立性調節障害
第3章 心の病気としての起立性調節障害
第4章 どうやって治すの?
第5章 東洋医学で挑む
第6章 周りはどうやってサポートすればいいの?
著者等紹介
森下克也[モリシタカツヤ]
1962年、高知県生まれ。医学博士、もりしたクリニック院長。久留米大学医学部卒業後、浜松医科大学心療内科にて漢方と心療内科の研鑽を積む。浜松赤十字病院、法務省矯正局、豊橋光生会病院心療内科部長を経て現職。心療内科医として、日々全国から訪れる、うつや睡眠障害、不定愁訴の患者に対し、きめ細やかな治療で応じている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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