幸せってなんだっけ?―世界一幸福な国での「ヒュッゲ」な1年

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  • サイズ B6判/ページ数 400p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784484171029
  • NDC分類 293.895
  • Cコード C0098

出版社内容情報

ヨーロッパの小国デンマークが今「世界一幸せな国」として注目。本当の意味での豊かさとは?幸せに暮らす「ヒュッゲ」の知恵とは?マリ・クレール誌のライフスタイル担当編集者である著者が会社を辞めた。夫の転職もあったが、まったく幸せとは思えていない自分が幸せの提案をし続けることに耐えられなくなったからであった。結婚はしているが、子どもに恵まれていない。後に結婚した同僚が次々産休を取っていき、心ない言葉にも傷ついていた。本当の幸せとは何かと考え続けた時に、デンマークが幸福度の高い国であることを知る。周囲の大反対を押し切って、夫とデンマークに無謀にも移住し、デンマークの幸福を調査し、自らデンマーク的暮らし「ヒュッゲ」を経験していたら……。

ヘレン・ラッセル[ヘレンラッセル]
元英国版マリ・クレール誌編集者。ジャーナリスト。『サンデー・タイムス』のリサーチャーとしてキャリアをスタート。2010年に英国版『マリ・クレール』編集部へ。デンマーク移住を機に退社して現在は『タイムス』『ウォールストリートジャーナル』『Grazia』『Stylist』など世界中の新聞や雑誌に寄稿している。現在、『テレグラフ』誌のコラムニスト、『ガーディアン』の特派員として活躍している。

鳴海深雪[ナルミミユキ]

内容説明

なぜデンマーク人は世界で一番幸せなのか?デンマークにはたくさんの世界記録がある。コペンハーゲンにある世界一のレストラン「ノーマ」、最も信頼できる国、格差を最も許さない国。「ヒュッゲ」な暮らしで、幸福が舞い降りてくる。イギリス人ジャーナリストが見つけた、北欧のシンプルで豊かな生活。

目次

1月 ヒュッゲと家ごもり
2月 9時‐5時を忘れる
3月 余暇とデンマーク語
4月 偉大なるデンマーク人と動物たち
5月 伝統、そしてお叱りを受ける
6月 今なお闘う女性たち
7月 バケーションに繰り出そう
8月 子どもたちなら大丈夫!
9月 お肉屋さん、パン屋さん、そして文化の担い手たち
10月 病めるときも健やかなるときも
11月 冬と鬱が来た
12月 税務署員を信じて
クリスマス

著者等紹介

ラッセル,ヘレン[ラッセル,ヘレン] [Russell,Helen]
英国版『マリ・クレール』元編集者。ジャーナリスト。『サンデー・タイムズ』のリサーチャーとしてキャリアをスタート。2010年に英国版『マリ・クレール』編集部へ。デンマーク移住を機に退社。現在、世界中の新聞や雑誌に寄稿しているほか、『テレグラフ』のコラムニスト、『ガーディアン』の特派員として活躍している

鳴海深雪[ナルミミユキ]
国際基督教大学教養学部卒業後、リトアニア共和国ヴィトタス・マグナス大学バルト地域研究科にて修士号取得。英語とリトアニア語の通訳のほか、リトアニア語の絵本や詩などの翻訳にもたずさわる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

シナモン

117
図書館本。夫のレゴ社勤務に伴い、デンマークに移住した妻(ジャーナリスト)による夫婦の一年の記録。デンマーク、北欧というとみな理想的な生活を送っていて、誰もが憧れるイメージだけど、マイナス部分、例えば冬の厳しさ(雪かきが義務だなんて!)、鬱問題とかにも触れられていて興味深かった。デンマーク流が全て良しとは思わないが、誇りを持ってこれが一番といえることが素晴らしいと思った。「私は重要でない。私が休んでも誰も死なない。これは良いこと」…印象に残りました。2019/10/24

pohcho

45
英国版「マリ・クレール」の編集者が、仕事を辞め、夫の転職でデンマークに移住。「世界一幸せな国」とされるデンマークの人々にいろんなことを調査して、幸せとは何か について考えた本。夕方4時がラッシュアワー、スポーツや勉強などのクラブ活動に参加し、暑い夏には4週間の休暇。税金は高いし冬は寒いし、いいことばかりではないけれど、日本とはあまりにも違うデンマークの人々の暮らしぶりを、とても興味深く楽しく読んだ。自分も何か新しいことを始めたくなる。ちなみにご主人の会社はあの有名なレゴ。 2019/01/16

はるき

40
何か、漠然と抱いている憧れを木端微塵に打ち砕かれた感じです。長く厳しい冬。武骨な食文化。アンデルセンの国ですが、物語文化が盛んなのはつまり、冬が長くて厳しいからなのか…外国人から見た滞在記。興味深いです。 やっぱりいつか行ってみたい!2017/08/14

ケイティ

31
とっても面白かった!これまでヒュッゲ関連はいくつか読んだが、これがベスト。ヒュッゲについて、というより1年間デンマークに移住した夫婦の記録。著者が元マリ・クレール編集者のイギリス人女性で、『ブリジットジョーンズの日記』を彷彿とさせるユーモアとシニカルさが軽妙。行動力も見事で、気になったテーマは専門家にインタビューしたり、とにかくよく調べ考察しているので読み応えがある。国民性やシステム、政治、教育制度が優れているのはもちろんだが、この少ない人口だから出来ること。でも見習うべき点は多々ありました。2019/02/08

なにょう

22
まずデンマークの気候が住む人を選択する。冬は恐ろしく寒い。鼻水が凍る。夏は夏で数時間しか夜がない。日本と同じように天気が問題になる。そんなわけでもともと狭い北海道の半分程の国土に北海道と同じ程の人口しかない。「550万人ってもはや国と言えるかしら?自分の言語とか必要なの?」(p14)★幸福かどうかなんて個人の問題なんだし……そんなに期待しないで読んでみる。毎月一つのテーマで12カ月。医療、食生活、性生活、サービス、教育。多面的な分析。かなりいい国だと思った。気候のぞけば。2018/05/22

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