内容説明
「そもそも中東はなぜこうなったのか?」世界三大宗教(ユダヤ教・キリスト教・イスラム教)の歴史と紛争の起源をこの一冊ですっきり理解!アラブ独立運動、パレスチナ分割決議、中東戦争、湾岸戦争、オスロ合意、911、アルカイダ、アラブの春、シリア内戦、そして過激派組織「IS」…etc.
目次
第1章 ユダヤ教
第2章 キリスト教
第3章 イスラム教
第4章 アラブの覚醒とシオニズム運動
第5章 混迷の中東
著者等紹介
吉村作治[ヨシムラサクジ]
1943年東京生まれ。現在、東日本国際大学学長、早稲田大学名誉教授。専門はエジプト考古学、比較文明学。工学博士(早稲田大学)。1966年にアジア初のエジプト調査隊を組織し、発掘調査の開始以来、約半世紀にわたり調査・研究を続けている。最先端技術を駆使した調査で多くの成果を挙げ、国内外で高い評価を得ている。カイロ大学留学中よりアラブ世界に接してきたことで現地情報に通じ、イスラムについての造詣が深い
古城武司[コシロタケシ]
1938年広島県生まれ。1958年に上京し、漫画家としてデビュー。少年少女漫画、学習向け漫画、カルチャー・コミックなどの分野で、幅広く活躍した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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二戸・カルピンチョ
22
マンガじゃよくわからなかったよ。もし、この罪を洗い流す大洪水があって、再び言葉が人々を別つことがあったなら。どの神でもいいよ、取り敢えず神はひたすら待っている、その時が来るまでな…2020/12/25
karatte
19
前半はマンガで読む旧約・新約聖書&コーランといった体裁で、ムハンマドが全身真っ黒(偶像崇拝を禁じているため)という凶悪なツッコミどころを除けば割と楽しく読めるのだが、実はこれ長い前置きに過ぎない。本編は中東で百年以上に亘る紛争の歴史を描いた後半で、同じアラブのクウェートにイラクが侵攻する湾岸戦争まで、うんざりするような戦いの描写が延々と続く。利権が絡みに絡んで誰も解けなくなり、入れ代わり立ち代わり政権が変わっても一向に戦乱の世が終わらない様は、名著『アラブが見た十字軍』を思い起こさせる。2022/01/03
Tomoko 英会話講師&翻訳者
3
半分読んで図書館に返却。近いけど異なるユダヤ教、キリスト教、イスラム教。宗教が国教になると発展する。もうちょっとじっくり読まないといけない。2015/09/28
スナックどくろー/としろー
2
歴史と紛争の起源は正直、今の段階ではよくわからなかったが、それぞれの「大事なもの」が否定されたり脅かされる時に起こるのではないか?と思えた一冊。2018/07/23
ビシャカナ
2
湾岸戦争までの中東における、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の混迷の歴史。権力者に利用される宗教、大国に翻弄される小国、一枚岩にならないアラブ諸国。漫画でも理解しきれない混沌。著者が吉村作治だけあって、なんとなくエジプトびいきな気がする。2015/10/20