内容説明
哲学を始めるなら、まずはここから。悪法も守るべきか?民主主義は最良の制度か?美の魅力とは?信仰は人を強くするか?7日間のフランス流白熱講義があなたの思考力を徹底的に磨き上げる!「不幸」を乗り越え「これから」を生き抜く力をくれる1週間の実践的哲学入門。
目次
月曜日 考える人とおめでたい人はどちらが幸せか?―「思考」について
火曜日 たとえ悪法でも絶対に守るべきか?―「法律」について
水曜日 なぜ私たちは美しいものに惹かれるのか?―「美」について
木曜日 どうして学校に行かなければならないのか?―「教育」について
金曜日 神を信じるべきか?―「信仰」について
土曜日 民主制は本当に最良の政治制度か?―「民主主義」について
日曜日 幸せな死はあるのか?―「死」について
著者等紹介
ペパン,シャルル[ペパン,シャルル] [P´epin,Charles]
1973年、パリ郊外のサン・クロー生まれ。パリ政治学院(シアンスポ)、高等商業学校(HEC)卒業。哲学の教授資格をもつ。高校で哲学を教える一方、著述活動も行なう。また、雑誌に連載コラムをもち、テレビの教養番組に出演、さらにパリの映画館で一般公開の哲学講座を行なうなど多方面で活躍中
永田千奈[ナガタチナ]
1967年東京生まれ。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ふ~@豆板醤
20
3。積読整理(kobo)。思考、法律、美、教育、信仰、民主主義、死、について考えさせられるような..。表題作が深かった。気づくかどうかの差はあれど、それぞれの幸せがあるなーと。「幸福について考えるとき、人はもう幸福の外にいる」「人間は行動によってできている(サルトル)」2017/12/02
poordad
3
死について述べられている章で、完全にこの世に対する執着を捨てるために「半分死んで生きる」ことについて批判されていたが、筆者と同感である。死ぬ=0になる.から諦めて生きていくのは違うだろうと。 ただ、未練の残る形で、つまり無闇に財を増やしたり中途半端にやる、を繰り返すと死ぬのは辛くなるからそういう負債は増やすべきではないと理解。 神を信じるかどうかについても興味深い議論がある。 2018/07/04
CHRONO
3
問いは少ないが、一つ一つの項目についてかなり考えさせられる本。もう一度読み返したいと思う。個人的には考える人でありたい。2014/02/11
ダックス
2
民主主義の本当の敵は個人主義。この言葉は忘れない。今度の選挙で私は「市民」として投票できるだろうか?それとも「個人」として投票してしまうか?2013/07/06
cocolate
1
「少し死にながら生きる」より「人生の充実感」かなあ、やはり。2013/10/27