内容説明
東電、ソニー、不二家、ホンダ、日立、赤福…なぜ次々にマスコミの好餌と化しているのか?それは、広報の「正しいやり方」を知らないからだ。広報のイロハから、危機管理のノウハウまで。取材される側と取材する側の両方を経験したベテラン・ジャーナリストが、きれいごとでない「広報の現実」をお教えします。
目次
第1章 広報の仕事とは何か―金を使わずにメディアに紹介してもらうために
第2章 女性が活躍する広報の現場―「目立つべからず」の原則と広報パーソンの理想像
第3章 広報活動の理論と現実―ソフトバンク、ホンダ、日立、シャープの記者発表
第4章 東京電力の広報の失態を他企業は笑えるのか―プレスリリースの目的と書き方
第5章 広報戦略を誤ると致命傷を負う―ソニーに学ぶサイバー攻撃と「広告塔」の教訓
第6章 不祥事を糧にした企業・できなかった企業―トヨタ、パナソニック、焼肉酒家えびす、赤福、不二家
著者等紹介
城島明彦[ジョウジマアキヒコ]
作家・ジャーナリスト。1946年三重県生まれ。早稲田大学政経学部卒。東宝(映画助監督)、ソニー(宣伝部門および広報部門)勤務を経て現職。取材される側と取材する側の両方を経験し、広報という業界を30年以上見続けてきた。ソニー勤務時代に短編小説「けさらんぱさらん」で第62回オール讀物新人賞受賞(文学賞受賞はソニー史上初)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kum
5
表現にうーんと思うところもなかったではないものの、事例も多く勉強になる1冊だった。2018/03/21
シロクマとーちゃん
1
タイトルの意味は必ずしも明らかではなかったが、危機管理に広報が重要な役割を果たすことはわかった。2017/12/11
一穂青燈
0
プレスリリースを書くすべての人の教科書。帯には「広報バイブルだ!」とあります。危機管理として、広報担当者のみならず経営者にもぜひ読んでもらいたいと思いました。広報と宣伝の違いのような基本から、問題発生時の火消しとしての高度な広報まで網羅した一冊。かつて誰もが目にしたことのある実例の、成功点と失敗点を解き明かしています。悪い例は、なぜそうなってしまうのか、組織論まで踏み込んで知りたいものです。平易かつきれいな文章で、すいすいと読めました。近いうちに再読し、読書ノートを作りたい一冊です。2017/01/25
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