「評判」はマネジメントせよ―企業の浮沈を左右するレピュテーション戦略

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  • サイズ B6判/ページ数 404p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784484111193
  • NDC分類 336
  • Cコード C0034

内容説明

ほとんど毎日のように、自社の評判をめぐる戦いに直面する企業が続出している。その戦いに敗れれば、重大な代償を支払わされるおそれがある。この10年来、企業がさらされるようになった厳しい監視という「ニューノーマル」。会社の評判が本当に貴重な資産であるのなら、なぜそれを、予算に恵まれず経営判断に対する影響力ももたない広報部に一任するのか。安全性で批判を浴びたが見事に挽回したメルセデス、災害を機に普段の悪評を払拭したウォルマート。賢明な戦略と持続的なアプローチがあれば、危機に対処し、評判を立て直すことは可能だ。

目次

はじめに 「評判」という“第二の”経営課題
序章 三つの誤った思い込み―「評判管理」の導入にあたって
第1章 「きかんしゃトーマス」のリコール―評判危機の決定的瞬間
第2章 横転したメルセデス「Aクラス」―顧客を越えたブランド管理
第3章 シェルvs.グリーンピース―「セカンド・サークル」の高まる影響力
第4章 CEOの一四〇〇ドルのゴミ箱―経営者の特権とスキャンダル
第5章 ウォルマートの災害救援活動―正しい行いとCSR(企業の社会的責任)
第6章 遺伝子組み換えの不安の壁―危機を引き起こす五つの要因
第7章 プルデンシャル、末期患者から買い取る―戦略的予知と評判管理
第8章 AIMチームを結成せよ―ガバナンス構造と情報活動能力
第9章 転落前のアーサー・アンダーセン―価値観、文化と「教えの時」
終章 SWATは銃口を向けた―戦略的思考と「専門家の罠」

著者等紹介

ディアマイアー,ダニエル[ディアマイアー,ダニエル][Diermeier,Daniel]
Ph.D.ノースウエスタン大学ケロッグ経営大学院教授。同校の「CEO(最高経営責任者)パースペクティブ・プログラム」の学術部長、フォード・モーター・カンパニー・グローバル・シチズンシップ・センターのディレクターを務める。2007年にはアスペン研究所より権威あるファカルティ・パイオニア・アウォードを受賞。評判管理(レピュテーション・マネジメント)の専門家として、アクセンチュア、カーギル、ジョンソン・エンド・ジョンソン、クラフト、マクドナルド、シェル、さらにはFBI(連邦捜査局)のアドバイザーを務めた

斉藤裕一[サイトウユウイチ]
ニューヨーク大学大学院修了(ジャーナリズム専攻)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

キミ兄

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評判自体のリスクの本は多いが、わりとちゃんとマネジメント面にも触れている。☆☆☆。2012/02/19

kasugaitaro2011

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危機は同時にチャンス。危機でのリーダーシップ,第一任務「事業に関わる問題」:利害関係者との関係にこの危機がどう影響するか。 信頼回復の要素 ①透明性:相手に理解されること。分かりやすく説明。 ②専門能力:組織としての能力を信じられなければ,信頼は得られない。能力を疑われた場合,第三者専門家を招く ③コミットメント:危機の解決を最優先しているとアピール ④共感:被害者に対して,リーダーが真摯な姿勢で温かく接する。 企業は評判のリスクを外部に移転できない。ブランドは約束,約束を破らない。2012/04/01

真夏みのり

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評判のリスクを外部に移転することはできない。したがって、責任の所在を明確にしても意味がない。信頼の回復に全力を注ぐことが唯一の解決策だ。2012/02/29

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