出版社内容情報
《内容》 ヘリコバクター・ピロリ(Hp)の感染が消化器疾患に大きく関わっていることが判明してからHpは多くの話題をさらっている.1999年に刊行され好評を博した「ヘリコバクター・ピロリとその除菌法」刊行後,除菌治療の保険適用が条件付きながら認められ,ガイドラインも整備されてきた.除菌による副作用のデータも増え,取り組み方もよりはっきりしてきた今,Hpに関する最新情報をまとめた良書.
《目次》
【主要目次】
1.ヘリコバクター・ピロリとは
A. なぜ認識されなかったのか―発見の歴史
B. なぜ胃酸の中で生存できるのか―細菌学的特徴
C. どこから感染するのか―疫学・感染経路
2.なぜ除菌(治療)しなければならないのか―各疾患との関係
A. 胃炎
B. 胃潰瘍
C. 十二指腸潰瘍
D. 胃癌と胃MALTリンパ腫
3.病原機序として考えられていること
4.診断法の実際
A. 侵襲的診断法
B. 非侵襲的診断法
5.除菌療法の実際
A. 適応疾患
B. ガイドラインによる除菌療法
C. 防御系薬剤の使い方
6.保険適用による除菌療法と今後の展望
7.除菌療法の長期予後―除菌で病変はどう変わるか?
A. 萎縮性胃炎
B. 胃潰瘍
C. 十二指腸潰瘍
D. 胃MALTリンパ腫
8.感染予防の実際
A. 内視鏡の洗浄法
B. 医療従事者の感染防止
C. 再感染について
9.除菌療法の問題点と今後の展望
A. 除菌薬の副作用
B. 薬剤耐性菌の発生
C. 逆流性食道炎の発症
D. 胃・十二指腸びらんの発生
E. NSAIDsとH.pyloriの関係
F. H.pylori陰性潰瘍
内容説明
本書は、H.pyloriを巡るいろいろな問題点をわかりやすく解説したものである。
目次
1 ヘリコバクター・ピロリとは
2 なぜ除菌(治療)しなければならないのか―各疾患との関係
3 病原機序として考えられていること
4 診断法の実際
5 除菌療法の実際
6 保険適用による除菌療法と今後の展望
7 除菌療法の長期予後―除菌で病変はどう変わるか
8 感染予防の実際
9 除菌療法の問題点と今後の展望
著者等紹介
寺野彰[テラノアキラ]
独協医科大学消化器内科教授・病院長
高橋信一[タカハシシンイチ]
杏林大学医学部第三内科教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。