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内容説明
歴史を変えたのは「名言」だけではない。「汝自身を知れ」から「悪の枢軸」まで世紀の名言・珍言・暴言50。
目次
汝自身を知れ―タレス
万物は流転する―ヘラクレイトス
万物の尺度は人間である―プロタゴラス
自分が何も知らないということを、自分は知っている―ソクラテス
それが肝心かなめの点である―アリストテレス
陽が当たらないからどいてくれ―ディオゲネス
かく示された―エウクレイデス
人の先を行くには、人の後ろに立つこと―老子
私の図形をこわさないでくれ―アルキメデス
賽は投げられた―ユリウス・カエサル〔ほか〕
著者等紹介
ヘッセ,ヘルゲ[ヘッセ,ヘルゲ][Hesse,Helge]
1963年生まれ。哲学と経済学を学び、現在は歴史、文化、経済などのジャーナリストとして活躍。デュッセルドルフ在住
シドラ房子[シドラフサコ]
新潟県生まれ。武蔵野音楽大学卒業。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Risa
7
世界史に登場する事件は、それらを主導した偉人の家庭環境や交友関係、時代背景などを踏まえて学ぶと、より深みが出て面白いよなあと改めて思いました。ロシアのウクライナ侵攻や、その他世界各地で起きている出来事の背景をちゃんと理解するためにも、歴史に関する本は定期的に読もう、、。(備忘用メモ:ゴルバチョフの政治顧問だったゲラシモフという人物が面白そうだったので、彼に関する本を読んでみたい。)2022/03/06
シフ子
5
204へ 新着コーナーで目が合う。受身な自分が最近心がけていることは 「先んずれば人を制す」。わがままを通すのではなく 受身で無難に過ごすことをやめようと考えたため。ただ出典は13世紀にドイツに存在したアイケ・フォン・レプゴウなる人物。多数の部族が混住する地域で法律をまとめた。水車場のルールは「最初に来たものが粉を挽く」ことにしたらしい。ボーっとしていたらやりたいことはできない。「こうしたい」を積極的にやるべし。2010/08/24
M_Study
3
古代から現代にいたるまでの、様々な歴史的な一言をあげている。宗教家や政治家が多くとりあげられている。意外だったのは、有名な言葉とされているものも後世の創作だったり、本人が言ったと勘違いされていたりするのが少なくないこと。たとえばマリーアントワネットの「パンがないならお菓子を食べればよいものを」→本人は言っていない、別の本の一文が勘違いされて広まった模様。ゴルバチョフの「時代は時代に後れるものを罰する」→ビデオも録音も残ってない、たぶん別人の創作。 など。歴史は我々が思っているよりも確かではない。2016/12/03
よみびとしらず
2
言葉は薬だが使い方を誤ると毒になる。思想は伝染病だ。ところどころもう少し解説と地図ほしいなって思うところもあったが、面白かった。「悪の枢軸」終わるのではなく、オバマの「Yes,we can!」とかで終わってほしかった。日本語版が2010年だから独語版が出た時はまだ言ってなかったのかもしれないけど。2017/04/10
Masa03
1
著者・訳者がそれぞれまえがき・あとがきで述べているように、わずか50個の言葉で人類の歴史を俯瞰することなどできない以上、偏ってしまうのは致し方ないとは思う。 ある言葉があれば、それを口にした人間と時代には背景があり、それを限られた紙面で可能な限り説明している部分は、まぁ評価に値する。 また、ある人物の言葉とされていることが実は別の人物の言葉だったり、より洗練された形で世に残っている(必ずしも発…(ブクレコからインポート、全文はコメントに掲載されています)2012/03/07