内容説明
フランス料理でよく使う裏ごし、フェッテ(泡立て)などの技法や、ムースのように口溶けの良い料理は、そのまま介護食に応用できる。フランス料理のシェフを経て、フードコンサルタントとして活躍する著者が編み出した、おいしくて飲み込みやすく目にも美しい料理たち。ワンスプーンの幸せをすべての人に届けたい。
目次
1章 介護食に革命を起こす―多田流新・介護食とは(これまでの介護食これからの介護食;多田流新・介護食の4つの特徴)
2章 食べる喜びを取り戻すために―多田流新・介護食を作るときの心得(なぜ人は歳をとると、食べ物を飲み込むことがむずかしくなるのか;高齢者のための生活改善ポイント ほか)
3章 多田流新・介護食「レシピ集」1―多田流新・介護食「レシピ」には方程式がある!(多田流新・介護食を作るのに必要な器具、あると便利な器具はこれ!;多田流新・介護食をつくるのに必要なアイテムはこれ! ほか)
4章 多田流新・介護食「レシピ集」2―行事別季節の献立(誕生日の献立;ひな祭りの献立 ほか)
著者等紹介
多田鐸介[タダタクスケ]
クリニカルフードプロデューサー。1968年東京都生まれ。18歳で渡仏、「ル・コルドン・ブルー・パリ」で学んだ後、パリのミシュラン星付きのレストランで修業。「ル・コルドン・ブルー・パリ東京校」開校とともに帰国、講師に就任。その後、「目黒雅叙園」「シャトーレストラン」「タイユバン・ロブション」「パークハイアット東京」等を経て、ドイツの厨房機器メーカー(ラショナル社)においてフードアドバイザーとして7年間勤務。その間、病院食・介護食の現場にコンサルタントとして携わる。2000年沖縄サミットに調理サポートスタッフとして参加。2002年フランス料理店「ユリス麻布十番」開店。2006年閉店後、アンチエイジングメニューの開発、病院食、介護食に深く携わるアンチエイジングのコンサルタントとして活動。以後アンチエイジング理論に基づいた食の総合コンサルテーションで、医療、福祉、フード業界から注目されている
斎藤一郎[サイトウイチロウ]
鶴見大学歯科学部教授・病院長。1954年東京都生まれ。東京医科歯科大学難治疾患研究所助教授等を経て、2002年より現職。専門は病理学。日本のいくつかの歯学部、医学部、米国スクリプス研究所で口腔乾燥症を呈するシェーグレン症候群の研究に長年従事。多数の論文、著書がある。現在、免疫学、分子生物学の基礎研究と共にドライマウス研究会を主宰。02年歯科基礎医学会ライオン学術賞、03年日本病理学会学術研究賞(A演説)を受賞。日本抗加齢学会常務理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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