内容説明
ピュリッツァー賞作家が活写する、２０世紀最高の賞賛と非難を一身に集めた「カリスマ」の全貌。
目次
隠れる男
２分６秒
ミスター・フューリーとミスター・グレー
タイトル奪取
自転車泥棒
繁栄の２０世紀
秘密
誇大広告
キリスト教対イスラム教
熊狩り
前言を取り消せ！
変わりゆく人
助けてくれ、ジョー・ルイス
銃声
アンカーパンチ
名前にどれほどの意味があるというのか
著者等紹介
レムニック，デイビッド［レムニック，デイビッド］［Ｒｅｍｎｉｃ，Ｄａｖｉｄ］
「ワシントン・ポスト」のスポーツライター等を経て、現在「ニューヨーカー」編集長。処女作Ｌｅｎｉｎ’ｓ Ｔｏｍｂ（レーニンの墓）は、「ニューヨーク・タイムズ」ブックレビューの年間優秀作品の一冊に選ばれ、１９９４年度ピューリッツァー賞を受賞した。妻と二人の息子とともにニューヨーク在住
佐々木純子［ササキジュンコ］
東京都生まれ。上智大学文学部卒業（英文学専攻）。外資系保険会社勤務を経て、現在、翻訳業に従事。これまで、トム・ピーターズ、バート・ナヌス等の翻訳に関わったほか、阪神大震災に関する資料を海外の研究機関向けに英訳
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感想・レビュー
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延々と歩く
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キング牧師の伝記より面白い…という褒め方はおかしいか。アリについての本なのに、100ページ以上読んでも彼が出てこないのがすごい。反差別運動の内紛、マルコムXの友情と悲劇、個性的なライバル達などを語って非常に密度の濃い内容。2016/11/03
Mirror
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ソニー・リストンとの２戦目までのアリを時代背景やインタビューで詳細にクローズアップした名著。ブラック・ムスリムとマルコムXとアリの関係性、公民権運動と相対する徹底した黒人の独立を求めるアリの主張。そしてソニー・リストンの孤独。ここまで理解した上で考える、徴兵拒否をしたアリの心情はいままでと少し変わった気がする。白人からも黒人からも嫌われながら結果「Greatest」と言わざるを得ないアリの言動に感服。2022/05/28
