内容説明
貴重な生態写真で、あるがままの自然なクラゲやサルパの姿を収録。危険度ランキング、刺されたときの対処法、世界最大のクラゲ、クラゲの飼い方など興味深いコラムを満載。本書は動物分類にしたがって大きく5つのブロックに分け、種の解説およびクラゲに関連したコラムを入れています。巻末には資料として専門用語の解説、日本産クラゲリスト、和名および学名の索引を掲載しました。
目次
刺胞動物門(鉢虫綱;箱虫綱;ヒドロ虫綱)
有櫛動物門(有触手綱;無触手綱)
クラゲに似て非なる生物(脊索動物門;タリア綱;軟体動物門;腹足綱)
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- 評価
水中の隣人本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kawai Hideki
85
日本近海で見られるクラゲの仲間、および、クラゲに似ている動物プランクトンを収録した写真集。動物分類に従った構成と、学術的な解説文やクラゲの採取、飼育方法も興味深い。世界最大のクラゲはLion's name jeryというクラゲで、全長40mもあるそうだ。シロナガスクジラもびっくりの体長。その他、気になるクラゲはカツオノエボシ。青い風船のような浮き袋で海面に浮かび、風の力で帆走する。あと、アンドンクラゲの姿が発光ダイオードに見えて仕方がなかった。2015/09/20
白義
11
日本近海に住むクラゲたちを美しい写真とともに解説していく、読むだけで癒やされるガイドブック。全く姿の異なるポリプ世代と成体を行ったり来たりして増えていくミズクラゲの精妙で神秘的な生態から関心はわしづかみにされ、海外では全長40mにもなるというキタユウレイクラゲをはじめとして見ているだけで海というより宇宙生物のような浮遊感に意識が浸される。これが基本水分の塊なのだから凄い。ついでにどのクラゲに刺されると痛いかもよくわかる。文中に頻出する「刺されると痛い」という言われなくてもそりゃそうなしつこさに笑ってしまう2018/05/24
うさみみ
6
名前の通りのクラゲ図鑑。日本で見ることが出来るクラゲが動物の分類に従い5つのブロックで紹介されています。代表的な『水クラゲ』から始まり本当に色々なクラゲ写真が✨ふわふわと神秘的なあのお姿に、非常に「求肥」を感じてキラキラしてしまうのは私だけでしょうか(人´ω`)*.+クラゲのライフサイクルや身体の仕組み、刺されたら痛いクラゲランキング等のコラムも充実しています。一般人には難しい表現(専門用語にふり仮名が無い)も多々有りますが神秘的で美しい写真を見ているだけでも充分癒されるかと♪2015/10/18
あっくん
5
クラゲは大好きで、水族館でも時間を忘れて眺めてしまう。何が良いって、その幻想的な姿、強烈な毒をもった生体。特にカツオノエボシの青はなんて強烈な色を発しているんだろう。この本は写真もさることながら、生体についても丁寧に書かれていてとても勉強になった。クラゲをますます好きになる。2017/10/27
スノーシェルター
5
癒されるわ~。自分がクラゲ好きだったなんて。刺されるのは嫌だけれど、見るのは大好き。2012/10/25
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