内容説明
経営の省力化を目指して、人材派遣への依存度は今後ますます高まることでしょう。そこでの派遣労働者は、二重に使用者との法的関係に入る点で、労働契約の本質からみても、また労使関係の観点からしても、解決困難ないくつかの問題を内蔵しているように思います。外部の人材利用に当っては、法の趣旨・内容および企業独自性などを充分に考慮のうえ、制度の活用を図るべきでしょう。
目次
第１章 労働者派遣法の概要
第２章 派遣の定義をめぐる問題
第３章 派遣業務の限定
第４章 派遣事業と派遣法の手続
第５章 労働者派遣契約
第６章 派遣労働者雇用契約
第７章 派遣労働者の労働条件
第８章 労働者派遣法上の行政監督と罰則
第９章 実務上の若干の問題点
第１０章 派遣労働者と集団労働関係
