自らを欺かず―泡鳴と清子の愛

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  • サイズ B6判/ページ数 306p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784480885166
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0023

内容説明

自然主義作家・岩野泡鳴とその二度目の妻・遠藤清子。二人の愛の軌跡を自在に描き切った渾身の作。

目次

「苦しき恋」と政治の季節
霊が勝つか、肉が勝つか
蜜蜂の家
「母の胎内において男と女は平等であった」
愛の闘争・修羅の日々
泡鳴と貞操問題
枯草の日の記憶
もうひとつの愛―清子と達之助
「先づ子弟をして婦人を尊敬せしめよ」
解放と飛翔の時
「別れたる夫泡鳴氏の死の驚愕を前におきて」
三つの墓の秘密―泡鳴・清子・達之助

著者等紹介

尾形明子[オガタアキコ]
東京に生まれる。早稲田大学第一文学部卒業。同大学院博士課程修了。現在、東京女学館短期大学教授。近代日本文学、特に自然主義文学と女性文学―「女人芸術」「輝ク」の発掘・研究を専門としている。主な著書に『女人芸術の世界―長谷川時雨とその周辺』『「輝ク」の時代―長谷川時雨とその周辺』『作品の中の女たち―明治・大正文学を読む』(以上ドメス出版)『田山花袋というカオス』(沖積社)などがある
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