講談社文庫<br> おまめごとの島

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講談社文庫
おまめごとの島

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  • サイズ 文庫判/ページ数 384p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062937122
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

東京から小豆島にやってきた無駄にイケメンな秋彦と、地味なアラフォー女子、言問子が巻き起こす、笑いと涙のノンストップ家族小説。無駄にイケメンな三十男、高橋秋彦と、恋も結婚も諦めたアラフォーの三輪言問子。どちらも東京での居場所をなくし、ここ小豆島に人生をリセットするためにやってきたが――。
家庭から逃げ出したい30代主婦の真奈美や、超絶美少女・遥の出現で平穏な島が大揺れに。軽妙な筆で描かれる、笑いと涙のノンストップ家族小説。

中澤 日菜子[ナカザワ ヒナコ]
著・文・その他

内容説明

無駄にイケメンな三十代、高橋秋彦と恋も結婚も諦めたアラフォーの三輪言問子。どちらも東京での居場所をなくし、ここ小豆島に人生をリセットするためにやってきたが―。家庭から逃げ出したい真奈美や超絶美少女・遙の出現で平穏な島が大揺れに。軽妙な筆致で描かれる笑いと涙の、ノンストップ家族小説。

著者等紹介

中澤日菜子[ナカザワヒナコ]
1969年、東京都生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。出版社勤務の後、劇作家として活躍。小説執筆にも取り組み、『お父さんと伊藤さん』(応募時タイトルは「柿の木、枇杷も木」)で第8回小説現代長編新人賞を受賞。戯曲では2007年に「ミチユキ→キサラギ」で第3回仙台劇のまち戯曲賞大賞、’12年に「春昼遊戯」で第4回泉鏡花記念金沢戯曲大賞優秀賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

相田うえお

89
★★★★★(+★)22045【おまめごとの島 (中澤 日菜子さん)】本作品は『読みたい本』登録後、本屋に行くたびにに探してたんですが見つからず、たまたまAmazonで紙本を奇跡的に発見し即買い!本作品、メチャ面白かった〜!ほんと良かったです!正解!《あらすじ》訳あって東京を離れて島のホテルで働くことになった男性(父親)と、急に父のもとにやってきた娘(父と離婚した母親が仕事で海外渡航のため)をメインとした話です。この父と娘は過去の出来事で険悪な関係だったんですけど周りの人たちの助けで少しずつ修復され...。2022/05/25

のぶ

71
読み終わって、とても穏やかな気持ちになれる作品だった。話は明彦が小豆島へ移住してくるところから始まる。その他の主要人物は同じく2年前に移住してきた言問子。地元の主婦、真奈美。それに明彦の娘、遥。この4人を中心に物語は展開するが、前半はとても穏やかながら、何か問題を抱えている。後半になりいろんなドタバタ劇が展開するが、トーンは暗くない。いろいろな経過を経て再生していくのだが、登場人物が皆良い人で、気持ちよく読めるし、ラストも希望の持てるものだった。2017/10/21

えりこんぐ

65
間違ってはめたピースで突き進むより、どんなに遠回りでも最初に戻ってやり直すこと。小豆島を舞台に、傷ついて逃げてきたダメ男秋彦の再生物語。イケメンなのにヘタレ過ぎの秋彦。父親ならもっとしっかりしろー(ㆀ˘・з・˘)とイライラしてしまうけど、イケメン過ぎるとトラブルを呼ぶ元でもあって..なんだか気の毒。2018/12/09

papako

64
単行本で読みたいと思ってたみたい。色々あった無駄イケメンの秋彦、友人を頼って小豆島にやってきた。そこに娘も加わって。。。意外なところはどこにもない、なんとなく読んだことある感じでした。が、正夫の遥へぶちまけた言葉にぐっときました。それだけ愛してたんだな。まぁ、でも全体的には良かったかな。秋彦、ほんと残念イケメンだわ。2018/06/05

いたろう

47
「無駄にイケメン」と言われる秋彦。ホテルを経営する友人に誘われるまま、東京から逃げるように小豆島にやってきたが、目立つ容姿とその一方で無類の小心さから、またまたトラブルに巻きこまれてしまう。間違えていびつになったジグソーパズル。それは、最初に戻ってやり直さないと修復できないが、正しいピースがうまく嵌まったとき、そこには素晴らしい絵が現れる。そして家族は、小豆島の棚田のように、それぞれ形が違うのに、それがうまく調和して、美しい景色を作ることができるもの。登場人物も楽しい、笑いと涙、家族と人生の再生の物語。2017/12/09

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