ネットのパン屋で成功しました

田中 明子【著】

筑摩書房（2003/07発売）

• サイズ B6判／ページ数 142p／高さ 19cm
• 商品コード 9784480877512
• NDC分類 673.7
• Cコード C0034

内容説明

一斤２６００円の最高級パンが数分で売り切れるのはなぜか。

目次

「ルセット」誕生のきっかけ
繁盛するパン屋を作るのは難しい
パン職人の厳しい環境
資金はどこから調達するか
立地が運命を左右する
既存の店には無いイメージの店作りを目指そう
製造機材は高価
資金はいくらあっても足りない
インテリア備品は店の雰囲気そのもの
仕入れ先は大切な情報源でもある
決め手となるコンセプト・素材・製造方法
販売方法には知恵と努力が必要
ネット時代のパン屋で確実に成功するには
ルセットはどこにいくのか
パン屋を目指している人・独立を目標としている方へ

著者等紹介

田中明子［タナカメイコ］
１９７６年（昭和５１年）３月１８日生まれ。東京都出身。有限会社天然酵母工房最高執行責任者（ＣＯＯ）、兼ルセット店長、兼ブーランジェ（パン職人）。高校時代のアルバイトしたパン屋さんで、初めてパン作りを経験。都内女子短大家政科を卒業後、株式会社西川に入社。その後、ＰＣ販売会社へと転職。１９９９年１０月、有限会社天然酵母工房の設立に参加。同年１２月、世田谷区三宿に最高級天然酵母パン屋「ルセット」をオープン。２０００年７月オリジナルレシピによる最高級シナモンブレッド「＠シナモン」の開発に成功。インターネットで販売し大人気を博す。その後、「＠バニラ」「＠ベリー」とインターネット限定商品を開発・販売し、ともに大人気商品となっている。新事業として欧州直輸入パン専門店「セレクトパンヤ」、卸し事業の「セレクトパンヤＢ　ｔｏ　Ｂ」を運営。ともに最高責任者を務める
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[ちょゆき]

パン屋の創業における流れが個人の実例に基づき書かれているので分かりやすかった。また、差別化のポイントも良かった。 しかし、タイトルが「ネットのパン屋で成功しました」という割には、ネット販売への言及やノウハウは少なかった。

2016/08/22

[矢三]

これは、パンの本ではないよね。パン屋の本だよね。タイトルにそう書いてある。一般論とともに、実際ルセットではどうしたかについて触れているのがみそですね。私は好きな切り口だったけどねぇ。もう一歩、わかりにくいけど、驚きのある深いネタもほしかった。

2013/10/15

[いちごｒｕｂｙ]

“ネットの”というタイトルでありながら、ネット販売についての記述はページの4分の1程度であり、タイトルに見合っていないような気がする。 「パン屋」の部分は他でも良かったのだが、パン屋を開業、経営していくのは、他のお菓子などの食品に比べていかに体力面や資金面で厳しいかということはよくわかった。私はパン好きだけど、ここのパンを買って食べてみたいという気持ちにはならなかった。他とは違うというこだわりや差別化は商売をする上で大事だし、それこそがプライドでありその店の魅力であるとは思うが・・文面の問題かなぁと思う。

2013/06/15

[たまゆら]

きっとパンが好きだからパン屋を選んだんだろうけど、この本ではあんまり伝わってこない。女性企業家によるビジネス指南書としては価値があると思います。赤字で苦しんでいる店のオーナーが読むといいかも。

2010/10/07

[Ruka Takahashi]

パン屋がやりたくて読んだわけではないのですが。パン屋は儲からないが、実に戦略的に動き成功されている方とお見受けしました。パン屋に限らず、起業やお店を開きたい人は読んでみると彼女の試行錯誤や視点が大いに参考になるのでは。あ〜、ここの高級パンたべてみたくなった。

2014/02/06