内容説明
「ピーター・パン式楽々雑草取り機」「耳型虫捕り罠」「飼い馴らした亀による深夜のカタツムリ狩り」「とてつもなく狭い庭でのガーデン・パーティーのしかた」etc.数々の珍妙なカリカチュアとユーモア、ウィット、若干の皮肉に溢れた文章で綴られたラブリーなガーデニング入門。
目次
序章
1章 庭のレイアウト
2章 いろいろな庭木と草花
3章 庭の手入れ
4章 四季
5章 菜園
6章 ロック・ガーデン、ルーフ・ガーデン、その他
7章 庭の飾れ物
8章 庭での楽しみごと
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
びびとも@にゃんコミュVer2
1
ガーデンニング入門書…というか、ガーデニングちゃかし書。ヒース ・ロビンソン さんの挿絵がまた風刺が効いていてステキ。『ポケット温室』や『訓練された陸亀によるカタツムリ退治狩り』『猫用水かけ装置』などあり得ない装置もいろいろで、最初から最後までニヤニヤしっぱなしです。 全然参考にならないのに、読み終わった後には家の庭のガーデニング計画を考えてしまいました。
あみよし
0
庭を愛する英国人による園芸ハウツー本、ではなく、庭づくりにまつわるジョーク集のような雰囲気の本。見栄っ張りで内向的な英国人気質を全力で茶化していく自虐ジョークめいた文章と、皮肉と悪ふざけ全開の挿絵のバランスが絶妙でおもしろい。「冬の庭は雨の日曜日のグラスゴー程度の賑わい」だとか、言い回しがいちいち意地悪でオシャレ。ただ、園芸の参考には一切ならない。2020/09/06