出版社内容情報
映画・ドラマから知る、韓国の食や、フェミニズム等社会状況、そして現代史まで。韓国在住映画ライターが案内。作品の見方が変わる。推薦文=ハン・トンヒョン
内容説明
映画・ドラマから知る、韓国の食から習慣、社会状況、現代史まで。韓国在住映画ライターによる、とびきりの映画・ドラマ案内。
目次
はじめに 映画やドラマを切り口に知る隣国
第1章 あいさつは「ご飯食べた?」
第2章 家族の存在感
第3章 #MeToo運動を経て
第4章 格差社会と若者の苦境
第5章 激動の韓国現代史
あとがき 激動の韓国から「現地発」
著者等紹介
成川彩[ナリカワアヤ]
韓国在住文化系ライター。1982年大阪生まれ。神戸大学在学中に2度ソウルへ留学し、韓国映画の魅力にはまる。2008~2017年、朝日新聞記者として文化を中心に取材。退社後2017年からソウルの東国大学大学院へ留学し、韓国映画を学びながら、共同通信やAERA、中央日報(韓国)など日韓の様々なメディアで執筆。2020年からはKBS WORLD Radioの日本語番組「玄海灘に立つ虹」で韓国の本や映画を紹介している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かめぴ
10
文化、社会、歴史を知る事で、より楽しめる。通貨危機、戦争、南北問題、少子化、家長制等々あの映画、ドラマの奥にはこれほどのメッセージがと自身の無知に驚くと共に情けない気持ちでいっぱい。パラサイトを再度観る。2024/02/22
もけうに
6
韓国映画・ドラマは見ないが、韓国の社会背景も踏まえ粗筋を詳しく解説してくれるので、問題無く楽しめた。導入は食文化という柔らかい内容だが、家父長制・受験戦争・男女差別・就職難・兵役…と徐々に重い内容になっていき、終盤は朝鮮戦争・韓国近現代史と非常に固い内容。前半の、日本と似ているようで違う韓国文化を扱う軽い内容の方が楽しかったが、後半の内容も勉強になった。2024/04/04
fritzng4
3
それなりに韓国映画を見てきたつもりだが知らないことはたくさんある。大体名脇役のオ・ダルスが性的虐待問題で活動を休止してたなんて初めて知ったし、韓国独特の賃貸システム「チョンセ」(高額の保証金を入居時に払い、月々の家賃はゼロ、退去時にまるまる返ってくるらしい)なんて聞いたことがなかった。見てない映画やドラマもたくさん出てくるが韓国文化を知るには面白い話ばかり。23年刊行の本なので、急速に変わりつつあるお隣の国のことを知るのに丁度いい。社会が映画を変えている、とこの十年の韓国映画を見て肌で実感している。2023/12/10
やまち
1
新しく知ることはそこまで多くなかったし、知らないとドラマを理解できないようなこともなかった。見たいドラマと映画は増えた。
lovekorea
0
まだまだここに出てきた映画やドラマを制覇してませんが、かなり進んできました。 と、同時にどんどん新しい作品が出てきて追いつかないですな。 嬉しい悲鳴と言うべきでしょう。2025/03/18