出版社内容情報
没後500年。膨大な資料を元に、世界史上最大の変革期・ルネサンスに生きた巨人の足跡と実像に迫る、第一人者による、本格評伝。
内容説明
彼は何者だったのか。世界史上もっとも大きな変革をもたらしたルネサンス時代にその中心地イタリア・フィレンツェにほど近い町に生を受け、その後も幅広い分野で多大な影響を与え続けてきた巨人。遺された絵画作品、手稿、メモ、日記、公文書、歴史書など膨大な資料群をもとに世界最先端の研究成果も踏まえながら、今もなおわれわれを魅了する万能人(ウオーモ・ウニヴェルサーレ)の実像に迫る。没後500年、第一人者による本格評伝。
目次
第1部 評伝レオナルド・ダ・ヴィンチ(若き日のレオナルド―第一フィレンツェ時代;挑戦と飛躍―ミラノ宮廷時代;放浪の日々―第二フィレンツェ時代以降;失意の万能人―死と神格化)
第2部 レオナルドの芸術と思想(第一フィレンツェ時代;ミラノ宮廷時代;第二フィレンツェ時代以降;レオナルド芸術の諸相)
著者等紹介
池上英洋[イケガミヒデヒロ]
1967年広島生まれ。美術史家・東京造形大学教授。東京藝術大学卒業、同大学院修士課程修了。専門はイタリアを中心とする西洋美術史・文化史。海外での研究活動の後、恵泉女学園大学人文学部准教授、國學院大學文学部准教授を経て現職。日本文藝家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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風に吹かれて
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私生児ゆえに父セル・ピエロの公証人という職を継ぐことも教育を受けることもできなかった。結婚の際は女性が金を持参するという習慣がありセルの領地の小作人のような下女のような存在だったレオナルドの母はセルの世話で持参金も用意され嫁ぐ。当時の富裕層が私生児も妾も正妻もいるのは珍しくなくレオナルドの母のような女性は少なくなかったようだ。公証人を継ぐ立場だったらレオナルドはレオナルドにならなかったかもしれない。旧時代と近代への端境期であったその時代、そして今も「レオナルド・ダ・ヴィンチ」その人が芸術なのだ。2019/07/23
はるくる
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すごい分厚いのに思ったよりも読むのに苦労しなかった印象、これは書き手さんの力もあるけど、ダヴィンチ自身の魅力なのかな?たしかに今までダヴィンチってどんな人?と聞かれてなんだかすごいけど捉え所ない…と思ってたのが、アナロギアというキーワードによってよくわかった気がする。おわりに、でも書かれてるけどまだまだ語り足りないところありそう〜絵画だけでなく、数学や語彙の分野への探究のところ、もっともっと知りたいです2020/08/26
Kazuhiro Miura
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2019年時点でレオナルド・ダ・ヴィンチの生涯を解説した本の決定版だと思います。5400円+税の価格もさることながら、600ページ近い分量はそれなりの覚悟が必要です。2019/10/06
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