彼方の本―間村俊一の仕事

個数:

彼方の本―間村俊一の仕事

  • 提携先に2冊在庫がございます。(2025年06月19日 03時47分現在)
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    ※1回のご注文は10冊までとなります
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ A5判/ページ数 192p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784480873972
  • NDC分類 022.57
  • Cコード C0072

出版社内容情報

書体にこだわり、定規、糊、鋏などの道具だけを用いてデザインをつづける間村俊一。職人気質の装幀家によるデザイン論・作品集。書体にこだわり、定規、糊、カッターなどの道具だけを用いてブック・デザインをつづける間村俊一。独特な美学をもつ職人気質の装幀家によるデザイン論・作品集。

間村 俊一[マムラ シュンイチ]
著・文・その他

内容説明

道具は糊、定規、カッターナイフ。情緒に回収されない端正な造本をつづける職人気質の装幀家による創作論・作品集。装幀を手がけた約三百点の書影をカラー写真で収載。間奏句集「ボヴァリー夫人の庭」五十五句を付す。

目次

下駄とリヤカー
古本グラフティ“青春編”
二十面相の墓―わが乱歩
黒蜥蝪の箱
「坂」だって妊娠するのだ。―下谷万年町の唐十郎
セロウムの鉢植―鬼海弘雄の靴底
梅が笑う―コーベブックスと渡辺一考氏のこと
間奏句集 ボヴァリー夫人の庭
俳句装幀偽日記
十二冊懐旧―「インスクリプト全点フェア」に際して丸山哲郎の求めに応ずる
版下ガラパゴス
本の種
装幀交遊録
ホッホッホッ―月島のタネムラさん
リングと盃―「菊寿し」のカウンターで福島康樹さんと
穴について―あるいは放蕩者、友川カズキのダンディズム
うすあかり―久保田万太郎句集の造本・装幀について
火の匕首―前衛の疾走者、菱川善夫
抱一狐
「とびどぐ」を持たない山猫
わが酒場放浪記―いささか長い「あとがき」に代えて

著者等紹介

間村俊一[マムラシュンイチ]
1954年兵庫県生まれ。播州は揖保川沿いの田舎町に育つ。同志社大学文学部卒業。装幀家・俳人。2007年、第一句集『鶴の鬱』(角川書店)を刊行。第二句集『抜辨天』(角川學藝出版、2014年)にて第八回日本一行詩大賞受賞。山猫軒主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 2件/全2件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yumiha

36
本好きでありながら、挿絵画家や翻訳者の名前までは見ても、装丁者の名前に注意を払ったことが全くなかった私。間村俊一の仕事に、おお~っと注目させられた。「本の種」を求めて、骨董市や古書店を巡っておられる、ちゅうことも新鮮だった。紹介されていた本の中で一番惹きつけられたのは、鬼海弘雄の写真集。見てみたい。また同居人の本棚に、間村氏の装丁本を4冊(探せばもっとあるかも)見つけた。いかに見逃していたか・・。また、俳句も添えられていた。「明智くん、うまく化けたね猫じゃらし」「見返しに天使の指紋初しぐれ」など。2019/02/25

はやしま

25
「人間も箸と同じや。研いで出てくるのは、この塗り重ねたものだけや。一生懸命生きてさえおったら悩んだことも、落ち込んだことも、きれいな模様になって出てくる。」(ドラマ『ちりとてちん』より)。間村氏の装丁はまさにこの塗り箸のよう。故郷での子ども時代、アングラ演劇に熱中し、古本屋に通い、ジャズ喫茶で過ごし、俳句に目覚めた大学時代、さまざまな分野の人物との交遊、旅先や骨董市などで見つけたもの(木切れや蛇の抜け殻!)。それらが模様の材料になり、間村氏の手作業と生きざまが研ぐ行為となって装丁が生まれている。2020/11/03

チェアー

16
めちゃくちゃいい本。わたしのどストライクの本たちの装幀を手掛けたのが間村俊一。読んできた本をこうやって改めて姿として見ると、美しい。内容もさることながら、たたずまいの美しさにワクワクしてしまう。俳句もいい。幻想的な文章はちょっと…だけど、それ以外は素晴らしい。手元に置きたくなる本だ。2019/01/22

アメヲトコ

5
書店の中で確かな存在感を放つ間村さん装幀の本。その30数年におよぶ仕事を氏自身によるエッセイと俳句とで綴った一冊。なかでも装幀に使った「もの」を紹介した「本の種」がいい。東寺の骨董市で見出したというペンギンのフィギュアは堀江敏幸さんの本の装幀に使われ、そしてまたこの本のカバーにも登場しています。氏の装幀の魅力は、写研書体(デジタル化されていない)の質の高さもさることながら、カッターと糊によって自らの手で作り出した確かな実寸感覚によるのでしょう。デジタルデータには還元できない本の魅力がここにあります。2019/05/27

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13179339
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品