目次
遠さの下、光の根はたいら
地上にひとつの場所を
みごとに晴れて訪れるを待て
たくさんのものが呼び出されている
このことを
ドローイング
テキスト
この、内藤礼の、ことを(福田和也)
マトリックスの割れ目―内藤礼の空間について(中沢新一)
著者等紹介
内藤礼[ナイトウレイ]
1961広島生まれ。1985武蔵野美術大学造形学部視覚伝達デザイン学科卒業。1995(財)日本芸術文化財団より日本現代芸術奨励賞(インスタレーション分野)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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fishdeleuze
12
儚さ、小さな光、結びつき、刹那であるけれども。「ちりばめられた断片はさちといい、さちに名はないという。いちどかすかにまたたき、やがてそこからなくなるという。そばにほんのひとかけら、遠くにあわくひとすじかすめゆく。たえず動き、流れ、揺すられているので、どんなに望んでいても、その瞬間はいまもうまもなく終わる。なにもかもがそんなに長く続かなくて、かき消される。」P.164-1652014/12/29
aoki
0
「儚」とい漢字じがよく似合う。実際に体感したくなった。2010/07/22