著者等紹介
高瀬省三[タカセショウゾウ]
1941年東京生まれ。画家
坂本真典[サカモトマサフミ]
1940年満州生まれ。写真家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kaizen@名古屋de朝活読書会
75
作品名:資料または設置場所を記載する。 砂のゆくえ:前、横、全景、制作風景。聖牛:図。歩きたい椅子:公園。 五月の朝:公園。古代魚、もしくはベンチ:公園。本:木にひっかけ。遠い思い出:公園。 椅子という題材、作品の方向性、設置場所に好感。春日井図書館所蔵。2014/06/05
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
44
大磯の浜に打ち上げられた流木に手を加えた不思議な造形の写真集。序文を詩人の茨木のり子氏が寄せています。 流木を彫って何かになったのでなく、もともと命があったものたちが木に変化したような錯覚に陥るような人形たちの表情が切ない。2013/02/11
ジョニーウォーカー
9
ひとつひとつの流木が、まるでそのカタチになるために生まれてきたかのような、見事な造形を生み出している。人間にはけっして描くことのできない、偶然かつ神秘の曲線。「流木を手にしたとき、造りたいものが見えてくるのが面白かった」という作者の言葉もうなずける。どの作品にも、なにか意思のようなものが宿っていることが写真を通しても伝わってくるのだ。圧巻は「蝉の女 –めざめ-」。人と樹木が一体となったその見たこともない造形は、仏像にも匹敵するような神々しさをたたえている。やばい、欲しい。読友推薦本(図書館本)。2010/12/01
はる
7
大磯の太平洋の波に打ち上げられた流木がどこで生まれたかはわからない。しかし遥遠い時間の波と砂と会話し、虚を削がれやってきたことは分かる。手に取り見つめていると会話してくる。刃を入れる。会話の本質が次第に魂の中に沈澱してゆく。不思議な彫刻たち。茨木のり子さん「焚火にもされず新たに命の最期の所を得た。」竹林に飛翔する一躯の躍動はその一言に尽きる。2024/09/08
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
5
大磯の浜に打ち上げられた流木に手を加えた不思議な造形の写真集。序文を詩人の茨木のり子氏が寄せています。 流木を彫って何かになったのでなく、もともと命があったものたちが木に変化したような錯覚に陥るような人形たちの表情が切ない。2014/03/31
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- 和書
- 白き旅立ち 新潮文庫