内容説明
“華麗なる一族”になぜ、骨肉の争いが起きるのか?現代トップ企業44社の血縁物語。
目次
第1章 「終身社長型」の創業家
第2章 「男子・女子継承型」の創業家
第3章 「娘婿・養子継承型」の創業家
第4章 「兄弟継承型」の創業家
第5章 「パートナー継承型」の創業家
第6章 「途中登板型」の創業家
著者等紹介
有森隆[アリモリタカシ]
経済ジャーナリスト。早稲田大学文学部卒。30年間全国紙で経済記者を務めた。経済・産業界での豊富な人脈を生かし、経済事件などをテーマに精力的な取材・執筆活動を続けている。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kei
52
どんな小さな会社でもお店でも、自ら何事かを立ち上げた人は、とても魅力的で、話しもおもしろい。それがどうしてこうなっちゃうの?100億あれば、3人で割っても、たくさん。それより、先祖の名が残る素晴らしさ!と、考えるのは、創業には、知恵も縁もない貧乏人のひがみでしょうか?並行して、小説、御社のチャラ男、を読んでいて、規模が違いますが、考えさせられました。2020/06/01
キク
43
ユニクロ、大塚家具、トヨタ、森ビル、西武、鹿島建設などの名だたる企業を創り上げた優秀な創業者達が、大きくなった会社と実の子供たちとの間でどう行動してきたのか、細かく調べられている。「血は水よりも濃い」って言葉は本当なんだと実感した。2021/12/05
trazom
42
現代日本を代表する44社について、過去・現在を通じての創業家一族との関りが詳述されている。創業者の二代目、三代目もしくは親類縁者への対応について、各企業ごとの苦慮の形がこれほど千差万別なのは、アンナ・カレーニナの「幸福の形はいつも同じだが、不幸の形はそれぞれ違う」という言葉通りかもしれない。各社ごとに創業者の家系譜が掲載され、経営上の課題だけでなくゴシップのような私的な話題も満載で、よくここまで調べたものだと感心するが、ただ、誤字・誤記も多く、こんな杜撰な編集だと内容まで疑義を抱かれかねないと心配になる。2020/04/13
☆ツイテル☆
2
フライヤー2021/05/30
リットン
2
日本を代表する会社にももとをたどれば創業者がいて、その家族がいて、規模以外は小さい自営業と同じなのかもしれないなあと思った。優秀な経営者でも、年を取れば自分の子に継がせたいとたしかに思うだろうなあと感じた。いまの日本の礎を築いた人たちの話を読み、次の50年を築く会社はどういうものになるのだろうと思った。2020/09/03