内容説明
ニューヨーク生活25年。モダン・アートと共にすごした日々ふたたび。フランク、クラインの衝撃、シャーマン、スコグランド、エレン・ブルックスなどの新しい試み。そしてメイプルソープ、さらにディコルシア…。ベトナム戦争からゲイ・パワーまで、アメリカ社会の動きを背景に見すえ、写真を中心とした表現の力と謎に迫る。
目次
ベトナムの影
フランクの『アメリカ人』
クラインと抽象表現主義
ダイアン・アーバスの死
コンテンポラリー・フォトグラファーズの視点
70年代のヌードとポルノ
写真に近づく前衛芸術
空虚な空間の芸術
ニューヨークの日本ブーム
家族の肖像〔ほか〕