リュミエール叢書<br> ファイナル・カット―『天国の門』製作の夢と悲惨

リュミエール叢書
ファイナル・カット―『天国の門』製作の夢と悲惨

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  • サイズ A5判/ページ数 447p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784480871756
  • NDC分類 778.09
  • Cコード C0074

内容説明

膨大な金と時間を呑みこんで、『天国の門』の撮影は遅れに遅れた…。フランシス・コッポラ、ウディ・アレン、ピーター・セラーズ、バーブラ・ストライサンドら多彩な登場人物を背景に、落日のユナイト映画幹部が、完全主義者のマイケル・チミノ監督との息づまる男の対決を自らつづった白熱のドキュメント。

目次

第1章 映画界の人々
第2章 才能
第3章 スタイル
第4章 議題
第5章 欠くべからざる場面
第6章 スターの資質
第7章 取引
第8章 所有権
第9章 紳経系統
第10章 最初の対決
第11章 雪崩現象
第12章 共犯者
第13章 ロッキーの山高く
第14章 ロッキーの山低く
第15章 飛び出しナイフ
第16章 ヘッドハンティング
第17章 角突き合わせ
第18章 再出発
第19章 映画
第20章 プレミア・ショー
第21章 血の海
第22章 いつも通りのビジネス
第23章 贈り物の包み
第24章 運命の糸
エピローグ エンド・クレジット

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

fritzng4

3
イザベル・ユペールを主演女優に抜擢したチミノと、無名でまともに英語も話せないと猛烈に反対するUA幹部。勿論結果はチミノの勝ちだが、このエピソードがまさに『天国の門』騒動を象徴している。『ディア・ハンター』でセンセーショナルに名を上げたがまだ実績には乏しい若き映画作家に、予算に限らずあれほどまでの権力を与えてしまったのは、やはりUAのスタッフの質がかなり低下していたからではないか。渦中にあった人の著書だから、記述は混沌としている。アレンやセラーズの登場など映画ファンには嬉しい限りだが翻訳の人名表記は難あり。2016/09/08

Zen-zen

1
再読。名門映画会社UAを潰した『天国の門』騒動記。映画会社(企業)と監督(作家)の戦いを前者の観点から描いたもの。(後者の観点で描いたテリー・ギリアムの「バトル・オブ・ブラジル」と併せて読むとより楽しい) 監督のマイケル・チミノも困った奴やが、著者を含むUA首脳陣も間抜けやど。特に著者は『レイジング・ブル』『ライトスタッフ』等の企画を却下しとるし。余談だが、名前の誤記が散見されるのが惜しい。(仏の大女優サラ・ベルナールをサラ・バーンハートとか) 編集者もチェックしなかったのか。筑摩書房ともあろうものが。2012/06/27

tkm66

0
マイケル・チミノと心中するUAの記録・映画という魔物2008/01/16

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