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内容説明
ピカソはすでに有名な画家として、1937年パリ万博スペイン館を飾る作品制作を依嘱されていた。その年4月、ナチスによるゲルニカ爆撃。これがピカソのテーマとなった。現代史の一事件―史上初めての非線闘員に対する非道に組織的攻撃―に対する憤激がきっかけであることは確かだ。どのように『ゲルニカ』は生まれたのか。絵画の歴史とピカソの絶えざる変貌を歩みとの両面から、絵画の術法、図像の伝統的意味、精神分析、神話、科学技術、マス・メディアの現代的意味…著者は多様な手段でこの絵の分析を試みる。
目次
序章
第1章 新聞はジャングルだ
第2章 黒板の上の白い数字
第3章 狼!狼!
第4章 罪人イカロス
第5章 もの言わぬパブロ
エピローグ