内容説明
東北は民謡の宝庫であると同時に傑出した〈合唱王国〉であり、そのレパートリーは、本格的なルネサンス・ポリフォニーが圧倒的である。本書は、高校合唱団をはじめ、人びとの生き方に根ざした無形の集団芸術である東北の合唱を、くまなく訪ね歩く。
目次
合唱王国の先兵たち―高校合唱団の活躍(高校合唱団との3日間―福島西女子高校;全国制覇の実力者たち;福島県の高校合唱団はなぜうまいか)
東北はあまねく唱う―みちのく合唱紀行(コミュニケーションとしての合唱;合唱表現の可能性に賭ける;グレゴリオ聖歌の町で―つくしの会児童合唱団)
ポリフォニーの深淵―音楽の根源へ(FMC混声合唱団の40年;三つのポリフォニー合唱団;垂直に突きぬける共同幻想)
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