猫社会学、はじめます―どうして猫は私たちにとって特別な存在となったのか?

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猫社会学、はじめます―どうして猫は私たちにとって特別な存在となったのか?

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  • サイズ 46判/ページ数 240p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784480864840
  • NDC分類 645.6
  • Cコード C0036

出版社内容情報

猫と人との関係が最も深まったのが現代。なぜ猫は可愛いのか、「猫島」とは何かなど、五つの視点から分析。「猫と人間の未来」のための全く新しい学問の誕生!

内容説明

猫が教えてくれた、「ただ、いるだけ」の価値。約9500年にわたる猫と人類の歴史のなかで、もっとも関係が深まったのが現代。その諸相に光を当て、“猫と人間の幸福な未来”を構想。猫を愛する社会学者たちによる“猫社会学”の誕生!

目次

序 猫好きの、社会学者による、猫のための社会学(赤川学)
第1章 猫はなぜ可愛いのか?(赤川学)
第2章 私たちは猫カフェから何を得ているのか?(新島典子)
第3章 ふつうの猫しかいない「猫島」に人はなぜ訪れるのか?(柄本三代子)
第4章 猫から見た「サザエさん」―猫が「家族」の一員になったのはいつか?(秦美香子)
第5章 人と猫は、いかにして互いを理解し合っているのか?(出口剛司)
特別対談 猫が教えてくれた、「ただ、いるだけ」の価値(赤川学×斎藤環)

著者等紹介

赤川学[アカガワマナブ]
1967年、石川県生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科社会文化研究専攻社会学コース社会学専門分野博士課程修了。博士(社会学)。現在、東京大学大学院人文社会系研究科教授。専門は社会問題の社会学、セクシュアリティ研究

新島典子[ニイジマノリコ]
東京都生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程満期退学。現在、ヤマザキ動物看護大学・大学院教授。専門はペットの社会学・死生学

柄本三代子[エノモトミヨコ]
宮崎県生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程修了。現在、東京国際大学教員。専門は身体とメディアと食の社会学

秦美香子[ハタミカコ]
1978年、広島県生まれ。神戸大学大学院総合人間科学研究科修了。博士(学術)。現在、花園大学文学部教授。専門はマンガ研究、現代文化研究

出口剛司[デグチタケシ]
1969年、大阪府生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(社会学)。現在、東京大学大学院人文社会系研究科教授。専門は批判理論、社会学史

斎藤環[サイトウタマキ]
1961年、岩手県生まれ。筑波大学医学研究科博士課程修了。医学博士。爽風会佐々木病院・診療部長などを経て、筑波大学医学医療系名誉教授。専門は思春期・青年期の精神病理学、病跡学、精神療法(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mae.dat

250
どんな学びが得られるのかと期待を高めて読みましたが、思ったよりは自明な事が取り上げられていました。タイトル通りまだ始まったばかりの学問なのですね。これから更なる知見を積み重ね、また隣接研究と組み合わせ、それ迄とは違った角度からのアプローチを、そして問題解決へと結び付ける事になるのですね。続報を座してお待ち申し上げる所存です。「自明な」と申し上げましたが、感覚的にはそうである事が分かっている事柄も、学術的な方法にて明確化する取り組みは大切な事と思います。社会学の研究方法の一端は分かって面白かったです。2025/05/23

阿部義彦

19
筑摩書房単行本、新刊。赤川学さんが中心となって、猫好きの社会学者による猫のための社会学を立ち上げました。その宣言とも言える本邦初の書籍です。21年頃から猫社会学と言う看板を掲げて(言ったもん勝ち)おずおずと歩みを始めました。まだまだ形にならない部分も多いですが、もはや犬の数を遥かに追い抜いた猫の、歴史、文化的側面(猫カフェ、猫島)そして、何より人間に与える効能!(空極は『ただ居るだけ』)について、あれやこれやと考察します。全然学問らしくないアプローチも相手が猫ならではかも。可愛くない所がひとつも無い不思議2024/07/24

T

15
実家の猫が急逝したのと、指導の先生のおすすめということで。猫をテーマに人間との関係性を考察する猫社会学について、5人の社会学者がそれぞれの専門から語る。動物学ではないので猫の生態とかではなく、人間との関係性がテーマ。私の中では、猫はなぜ可愛いのかと、猫カフェの考察と、最後の斎藤環先生との対談がヒットでした。社会学の理論や方法論の解説付きなので社会学入門としても素晴らしい本。猫の可愛さにツンデレ要素は必須とのこと。あと、最初の猫は神だそうで、初恋の人が永遠に忘れられないみたいでなんか面白いですけど納得です。2024/08/15

海星梨

7
さらっとは読めるんだけど社会学の悪いところ出過ぎ。猫島と猫漫画は感想文だし、最初のこそ質問紙してるけど、猫好きと動物系学校に聞いててわざわざ偏るサンプリングしてるの謎。猫漫画はとくに、揶揄するような色はない的なこといってるけど、コメディの手法として「真顔で変なことをする」ってのはあるやろ? つーか、四コマで「猫に病院? 何言っとるんですか」とか入れる尺ないわ。最後も机上の空論って感じ。深くフィールドワークするなら絶対に文化人類学や民俗学をやった方がいいし、同じ質問紙調査でも心理学の方がちゃんとしてないか?2025/06/12

きゅー

5
猫社会学とは、ネコ間の社会学のことではなく、ネコとヒトとの関係を学問する造語。データとして面白かったのが、犬を飼い始めた理由のダントツ一位が「ペットショップで購入」。それに対して猫を飼い始めた理由の一位が「野良猫を拾った」こと。犬との出会いは吟味のうえで、猫との出会いは突然にということだろうか。日本初の猫カフェは2004年にオープンしていること。そして犬猫を家族とみなす歴史は思いのほか浅いということなども気づかなかった。「心に空いた猫型の穴は、猫でしか埋まらない」という言葉にも笑った。2025/05/21

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