出版社内容情報
猫と人との関係が最も深まったのが現代。なぜ猫は可愛いのか、「猫島」とは何かなど、五つの視点から分析。「猫と人間の未来」のための全く新しい学問の誕生!
内容説明
猫が教えてくれた、「ただ、いるだけ」の価値。約9500年にわたる猫と人類の歴史のなかで、もっとも関係が深まったのが現代。その諸相に光を当て、“猫と人間の幸福な未来”を構想。猫を愛する社会学者たちによる“猫社会学”の誕生!
目次
序 猫好きの、社会学者による、猫のための社会学(赤川学)
第1章 猫はなぜ可愛いのか?(赤川学)
第2章 私たちは猫カフェから何を得ているのか?(新島典子)
第3章 ふつうの猫しかいない「猫島」に人はなぜ訪れるのか?(柄本三代子)
第4章 猫から見た「サザエさん」―猫が「家族」の一員になったのはいつか?(秦美香子)
第5章 人と猫は、いかにして互いを理解し合っているのか?(出口剛司)
特別対談 猫が教えてくれた、「ただ、いるだけ」の価値(赤川学×斎藤環)
著者等紹介
赤川学[アカガワマナブ]
1967年、石川県生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科社会文化研究専攻社会学コース社会学専門分野博士課程修了。博士(社会学)。現在、東京大学大学院人文社会系研究科教授。専門は社会問題の社会学、セクシュアリティ研究
新島典子[ニイジマノリコ]
東京都生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程満期退学。現在、ヤマザキ動物看護大学・大学院教授。専門はペットの社会学・死生学
柄本三代子[エノモトミヨコ]
宮崎県生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程修了。現在、東京国際大学教員。専門は身体とメディアと食の社会学
秦美香子[ハタミカコ]
1978年、広島県生まれ。神戸大学大学院総合人間科学研究科修了。博士(学術)。現在、花園大学文学部教授。専門はマンガ研究、現代文化研究
出口剛司[デグチタケシ]
1969年、大阪府生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(社会学)。現在、東京大学大学院人文社会系研究科教授。専門は批判理論、社会学史
斎藤環[サイトウタマキ]
1961年、岩手県生まれ。筑波大学医学研究科博士課程修了。医学博士。爽風会佐々木病院・診療部長などを経て、筑波大学医学医療系名誉教授。専門は思春期・青年期の精神病理学、病跡学、精神療法(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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阿部義彦
T
るき
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